2010/05/31

MLF利用促進グループ会合

今日は朝から東海へ。午前中はメールを読んだり書いたりの仕事をした。午後はMLF利用促進グループの集まりを主催して、2010B期の課題審査スケジュール等について確認した。また、PFの課題審査を済ませた。

2010/05/29

BL16対応

今日はY田くんが不在なので、BL16のユーザに対応するため東海に行った。ビームラインに行ってみたところ学生さんが1人でお留守番。測定が早く済みそうなので、先生と先輩は試料を作りに大学に戻ったらしい。と言うことで一応「頑張れ」と励ましておいて、オフィスに戻って論文を読んだりしていた。(因みに、このブログのタイトルを変えたのもそのとき。)

夕方もう一度ビームラインを見に行って、隣で実験中のK谷グループといろいろと話をした。

2010/05/28

リバプール

今日の午後、リバプール大学から4人の来客がありI田さんとともに対応した。この方々は副学長?等の大学の幹部で、いずれも物質科学の研究者。物構研を訪ねてきて、午前中は主にPhoton Factoryを、午後はJ-PARC/MLFを見学して回った。ミュオンのK野さんや中性子のO友さんら何人かの人に装置の説明をしてもらって助かった。

ところで今日の午前中はMLF会議だった。10時からと言うことで時間に合わせて行ったのだが、その前の会議がダラダラと続いていて実際に始まったのは10時半頃。その上、進行役を務めるはずのK藤さんが全く自覚が無くて進まない。(だいたい昨日のD長会議にも出ていなかったので、報告ができるはずもない。)見かねて僕が進行役を買って出て進めたのだが、途中で当のK藤さんもA井ディビジョン長もいなくなってしまった。出席した人はみな真面目に会議に集中し、報告も用意して来ているのに運営する側がこんな体たらくだとは、全く何をやっているのだろう。会議の定期開催と言う「形式」だけ整えて、本当にすべきことをおろそかにしていて組織がうまく動くわけがない、と思うのだが。まあ、2週間後も4週間後も金曜日はもっと大事な用事があるのでこの会議には出席できないので、当面はこれ以上イライラが溜まることも無さそうなのが不幸中の幸い、である。

2010/05/27

論文コメント

午前中はディビジョン長会議のため東海へ。出るのが義務だと思って毎週きっちりと出席しているのだが、今日はそもそもセンター長が不在だった上にMLFディビジョン長ももう1人の副ディビジョン長も不在だった。こっちは時間が無い中わざわざ東海まで出かけて出席しているのに、何だかバカバカしい気分になった。

昼過ぎのバスでつくばに戻ってきて、共著者が書いた論文を読んでコメントを送る。1つは投稿したのに対するレフリーコメントとそれに対する修正だったのですぐに済んだのだが、もう1つは書いている途中のものだったのでじっくり時間を使った。

2010/05/26

筑波大連携キックオフ

午前中はCMRCのグループリーダー会議。午後は筑波大でKEKとの連携の「キックオフシンポジウム」があった。これは今年、筑波大とKEKが研究と教育で連携して行うと言う協定を結んだので、そのスタートのセレモニー的なものとしての開催だった。初めに筑波大の学長とKEKの機構長が挨拶し、その後連携の核となる人が10人ほど話をした。私は例によってJ-PARCの中性子実験装置の現状について話したのだが、その他の講演の中で一番面白かったのはBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の話。ホウ素10を癌細胞に吸収させて、そこに中性子を当てると核崩壊によってアルファ線等が発生し、これが癌細胞を壊すと言う治療法で、脳腫瘍の治療などに絶大な効果を発揮する(しかも副作用が少ない)のだそうだ。ただ問題は、照射するための中性子源が国内には2ヶ所しかなく、しかもどちらも原子炉なので自由に運転が出来ないこと。病院などで治療を行う(特に保険適用にする)ためには、小型加速器による中性子の発生が必須なのだそうだ。我々がやっているような中性子散乱も世の中の役に立つと思っているのだが、BNCTは直接人の命を救うと言う意味で遥かに重要な事なのかも、と言う認識を持った。

2010/05/25

論文執筆

今日は珍しく会議などの予定がなかったので、論文執筆に取り組んだ。データは2年ほど前にORNLで取ったものが中心で、そろそろ賞味期限切れになりそうなのでS包くんには任せておけず書き始めた、と言う次第。どの図を使うかなどちゃんと決めていないので、書きながら考えよう。

ところで今日、Y田さんから反射率計を使ったデータで初めての論文の出版が決まった、との連絡を受けた。これはKENSの装置から出た初めてのscientific paperで、もしかしたらJ-PARCの中性子としても初めてかも。

2010/05/24

会議×2

午前中は物構研シンポのプログラムについての打ち合わせ。午後は人事関係の会議があった。

2010/05/22

豊田理研特定課題研究会

今日は気象研で「特定課題研究会」があった。これは豊田理研が萌芽的な研究領域について補助して行っているもので、昨年から「核形成の学理と応用」と言うタイトルで研究会を何度かやってきたのだそうだ。今回はこの研究会のメンバーのH本先生から声がかかって、初めて参加して話をしてきた。特定課題のコーディネーターであるI橋先生は山田研の時代にお会いしたことがあったのだが、他の人たちは初めて会う人ばかり。特に気象関係の人と話すのは初めてだったので、なかなか勉強になった。

2010/05/21

東海1号館完成記念バーベキュー

午前中はソフトマターグループのミーティングで、M村さんの研究計画を聞いた。午後は東海キャンパスの全体会議と、東海1号館完成記念バーベキュー。2日連続の仮眠室泊となった。

2010/05/20

D長会議、ロードマップ、セミナー

今日は朝から東海へ。午前中はJ-PARCのディビジョン長会議に出席した。

午後は中性子の中でロードマップに関する議論。夕方は構造物性センターと中性子・ミュオン合同セミナーで、KENSのY村さんによるリチウム電池材料の話を聞いた。

2010/05/19

グループリーダー会議

午前中は中性子のグループリーダー会議を主催。今年度の予算などについて議論した。

午後は昨日に続いて投稿準備。Y田君のアドバイスを受けつついろいろやってみた結果、何とかlatexは通るようになった。ただ、dvipdfmxでpdfファイルを作るときになぜかとても時間がかかる。使えない事はないのだが、これでは原稿を書き進めるのはなかなか難しい。

2010/05/18

投稿準備開始

inviteされている7月の国際会議ではプロシーディングス代わりに"Soft Matter"誌への論文投稿が求められている。その締め切りが6月末なので、そろそろ取りかからなければ間に合わなくなる。今朝、S包君からその論文用のデータを送ってきたので、今日から執筆準備を始めた。まずはtexのテンプレートをダウンロードしてそのままコンパイルしようとしたのだが、エラーが出てうまくいかない。エラーメッセージを頼りにネットで検索してみたのだが良く分からず、結局ほとんど何も進まないままに終わってしまった。

昼過ぎからはMLFコア会議にTV会議で出席。今回はNOPグループのTV会議システムを借りて僕の部屋に置いて使ってみたのだが、映りも音声も良くてなかなか快適だった。

2010/05/17

合同セミナー

午前中は物構研責任者会議。正午発の連絡バスで東海に行って、JAEAとの合同セミナーに出席してソフトマターグループの紹介をした。そしてその後の懇親会に出席して、連絡バスで帰ってきた。

ところで「合同セミナー」はKEK物構研とJAEAの量子ビーム部門、先端基礎研究センター、J-PARCセンターが一緒にサイエンスの議論をしようというもので、放射光からも多くの人が参加していたのだが、物構研中性子のメンバーがほとんどいなかった(来ていたのかも知れないが存在感がなかった)のが残念だった。今はビームタイム中なので忙しいのは分かるのだが、そう言う条件はJAEAも放射光も同じ。むしろ開催の場所は自分たちのオフィスのすぐ近くで、最も参加しやすい環境だったはずなのに、である。それでもほとんど来ないと言うところに、物構研中性子が抱える問題の深刻さを感じる。

2010/05/14

物理学会誌


午前中はMLF会議。昼過ぎにつくばに戻って、夕方は研究推進会議に出席した。

ところで昨年末に書いた原稿が物理学会誌に掲載された。今回は表紙にも取り上げられたのだが、これが良い宣伝になると良いのだが。

2010/05/13

午前東海午後つくば

午前中は東海でディビジョン長会議。夕方にはつくばで構造物性センターのGL会議。合間に文部科学省が募集している「『最先端研究基盤事業』に関する意見」を書いて送った。

2010/05/12

責任者会議とPFの会議

今日は出張帰りということで、午前中は溜まったメールの処理をしていた。午後はまずは物構研責任者会議。また夕方からはPFの会議に呼ばれて出席してきた。

2010/05/11

インド出張

土曜日からインドに出張してきた。行き先は2年前の初めてのインド行きと同様、コルカタのSINP(Saha Institute of Nuclear Physics)である。昨年度、SINPのDattaさんとの協力のためにある民間財団からの援助を受けていたのだが、インドから来る予定が次々とキャンセルとなり、やむなくこちらから行くことにしたのである。今回のメインはPDのS包君の3週間滞在なのだが、彼の行きに随行してついでにDattaさんと議論して来よう、と思って行ってきたわけだ。昨日は僕の話を中心にミニ研究会のようなものを開いてもらい、こちらの研究内容を聞いてもらうとともにSINPの方の話をいろいろ聞いてきた。そして昨日の夜半前の便でコルカタを発ち、シンガポール経由で戻ってきた。インドではネットに繋がらず、またその他にもいろいろとあったのだが無事に戻ってこれて良かった。

2010/05/07

中性子科学会評議員会

午前中はインド行きの準備。熱帯の国の一番暑い時期の出張なので、いつもは考えなくても良いようなものも含めて用意した。食料品などの他、蚊取り線香まで持って行くことにしたのだが、不要なら不要でそれも良かろう。

午後は中性子科学会の評議員会。終わった後にいつものように食事に誘われたのだが、明日のことを考えて断って帰った。

2010/05/06

外国人特別研究員申請

午前中はディビジョン長会議。午後はソフトマターグループのミーティングをして、つくばに戻る。今日は学振の「外国人特別研究員」のKEK内の締め切りなので連絡バスの中で候補者の論文を読んだりしていたのだが、夕方になってからようやくまとまった時間が取れたので一気に申請書をまとめた。