2011/06/30

京七味

朝6時過ぎにつくばに到着。朝食を食べてからつくばキャンパス経由で東海に行く。午前中はディビジョン長会議に出席。午後はセンター会議に顔だけ出して、部屋に戻ってS君の論文原稿を読んでコメントを送った。そしてセミナーに行こうと思ったのだが最初場所が分からず、もう一度確認しようと自分の部屋に戻ったらH野さんから電話があったので、しばらくいろいろと打ち合わせをする。それから改めてセミナーに行ったらほとんど終わっていて、内容が分からないままに終わってしまった。

ところで京都に行ったついでに、自分の土産として京七味を買ってきた。京都に住んでいた頃に覚えたことはいろいろあるのだが、七味もその一つ。自宅では常に食卓の上にあって、蕎麦やうどんはもちろんのこと、味噌汁や漬物、おかず等、和食ならば何にでもかけて食べるのである。七味は風味が命なので買い置きしておくわけにもいかず、無くなった頃と京都行きのタイミングを見計らって新しいのを買ってくるのだが、半年ほど前にうっかり切らしてしまったのである。(そこで「筑波山の七味唐がらし」と言うのを買ってみたのだが、やはり全然違う。福来みかんが入っているのが筑波山の特徴らしいのだが、それ以前に香りが少ないと言うか何と言うか...)今回の京都行きでは新幹線から下りてすぐに買って、帰宅してすぐに封を切って味噌汁にかけて食べた。旨かった。

2011/06/29

京大トンボ帰り

午前中は物構研責任者会議。いつもより30分早くスタートしたので早めに終わるか、と思えばさにあらず。終了時刻はいつもと同じだったので、大急ぎで帰宅し弁当を持ってTXに乗った。京都駅に着いたのは4時過ぎで、それから京大のY川研へ。緊急の打ち合わせをし、京都で一人暮らし中の息子と夕食を食べて「よかっぺ号」に乗った。

2011/06/28

車上荒し

朝、出勤しようと駐車場に行ったら、車の窓ガラスが割れていた。明らかに車上荒らしに遭ったと言う感じだったので警察に電話したところ、近くに駐車場に警官がいるからそちらに行って見ろ、とのこと。どうやら近所で何台もの車が荒らされていたとのことだった。これだけ大きな事件と言うことになると警察も軽視はできなかったようで、鑑識が来て靴跡や指紋等を採取して行った。僕はその現場検証に立ち会い、被害届を書くなどしていたため午前中が潰れてしまった。

昼過ぎに車をディーラーに持って行って修理を依頼し、代車に乗って東海へ。MLF関係の組織による合同の会議に出席した。

2011/06/27

中性子実験装置部会

午前中はCMRCの会議。午後は東京でJ-PARC/MLFの中性子実験装置部会があった。これまでこの種の会議はJAEAの東京事務所で行われることが多かったのだが、事業仕分けで「なぜ高い金を払って東京に事務所を維持しなければならないのか」と指摘されて泣く泣く?明け渡したのだそうだ。その後の東京事務所がどうなったのか知らないのだが、いずれにせよ昔のように自由に使える、と言うことはないらしい。と言うことで今回の実験装置部会は、公務員共済のホテルの一室を借りての開催となった。主な議題は偏極装置とタンパク質解析装置の2つだったのだが、どちらの議論も白熱して予定を大幅に越えることになった。

2011/06/25

TIMS研究交流会

今日はTIMS(筑波大学学際物質科学研究センター)の研究交流会に出るため午後から筑波大に行った。このTIMSはもともとは白川英樹氏のノーベル賞受賞を記念して「白川センター」として作られたもので、この春から「グリーン・イノベーション」を大目標に改組されたのだそうだ。そしてその中でKEKや物材機構等との連係もすると言うことなので、話を聞きに行ったのである。「π電子物質科学の基礎と応用を中心に据える」と言うだけあって全体的に化学寄りの話が多く、また1人当たりの発表時間が短く質疑もほとんど無かったので良く分からない事も多かったのだが、それなりに勉強になった。

2011/06/24

写真撮影

今日は10時からMLF関係者全員の写真撮影があったのだが、東海に行く前につくばキャンパスに寄ったところいくつかやらなければならないことができて、到着が少々遅れてしまった。個人的には写らなくても一向に構わなかったのだが、皆さん待っていてくれたようで悪いことをした。

午後はMLF復旧対策会議とMLF会議があった。

2011/06/23

大臣視察

今日は朝から東海へ。ディビジョン長会議に行ったのだが、急きょ大臣の視察があると言うことでN宮さんとI田さんは顔を出しただけで慌ただしく出て行った。後から聞いた話によると、文科省から原子力機構に対して原発事故対応に500人出せ、と言う要請があったとのこと。これまで原発は経産省の管轄と言うことで文科相側からは手が出しにくい雰囲気があったようだが、さすがにそんなことは言ってられなくなった、と言うことか。個人的には、原子力機構内部は原発とは関係の無い研究をしている人がほとんど、と言う印象なのだが、たぶんそんなことは言ってられないのだろう。逆にここで原発事故の解決に役に立つ事ができなければ、何のためにこれまで存在してきたのか、と問われることにもなりかねない。

午後は久々に論文原稿読み。S包くんから来ていた論文修正版をチェックして、コメントを送った。

2011/06/22

KENS-SAC

昨日から今日にかけて、KENS-SAC (Science Advisory Committee)を開催した。この会議は海外を含む外部委員に評価と諮問をしてもらう、というもの。外国人4人、日本人4人の委員に1日かけてこれまでの経緯と現状を説明して、それに対するコメントをもらった。外部委員は大事なお客様、と言うことで機構を挙げて接待し、またこちらも報告書と資料を渡してプレゼンをする、と言う感じで準備段階から大変だったのだが、何とか無事終わった。自分が勉強になっただけでなく、内部の人の話をまとめて聞くことができたのも良かった。

2011/06/20

PFビームタイム

今日からPFのビームタイムなのだが、SACの準備に集中したいと言うことでちょっと顔を出しただけで失礼させてもらった。因みにPFも震災の被害を受けたのだが、再調整は順調に進んだらしく既にいつも通りの運転ができているらしい。元々つくばは東海に比べて震源から遠く、被害が比較的少なかったと言うこともあるだろう。しかしそれ以上に、電子加速器の調整が陽子に比べて遥かに易しい、と言うのもあるのかも知れない。

夕方にはSACの最初のイベントであるWelcome Dinnerがあった。

2011/06/17

続々・SACの準備

昨日に引き続いてSACの発表内容を見直して修正したが、まだまだしっくり来ない。これは週末に仕事をするしかないか?

2011/06/16

続・SACの準備

今日は来週のKENS-SACの発表準備をした。僕の担当はoverviewで、1時間ほど話すことになっている。それだけのネタを用意するのは大変かと思っていたのだが、考えながら並べていると意外にそうでもない。むしろネタを厳選して分かりやすい話に持って行くことに集中した方が良さそうだ。

2011/06/15

産総研のセミナー

午前中は中性子のグループリーダー会議を開いた。午後は産総研に行ってO貫先生のセミナーに出席。終了後にF田さん、S光さんらも交えて議論。更に場所を移してビールを飲みながら盛り上がった。

2011/06/14

つくば→東海→つくば

午前中はつくばで物構研シンポの組織委員会。午後はMLFコア会議があったので東海に行き、終了後にまたつくばに戻って所長と打ち合わせした。

2011/06/13

KENS-SACの準備

今日は昼前に派遣会社の営業が来た。研究者を派遣する、と言うことで名前を良く聞く会社だったが、営業の人はこちらが何をしているのかも知らずに来ていたのに苦笑。思わず、学生に教える先生の気分で説明してしまった。

来週行われるKENS-SACに向けての資料の準備と、CMRCの年次報告書の原稿を作った。

2011/06/10

ERATO視察

午前中はつくばでCMRCのグループリーダー会議。終了後に東海に移動して、ERATOの一行を案内してJ-PARCの被害状況を見てもらった。震災から3ヶ月が過ぎて復旧した部分もあるものの、まだまだ爪痕が残っているところも多い。そう言うところを見てもらって本当の復旧にはまだまだ時間がかかる、と言うことを実感してもらうだけでも貴重な機会だった、と言えるだろう。

ところでイギリス、アメリカと連続で出張したためどれだけ酷い時差ボケが残るか、と警戒していたのだが、昨夜もその前も普通に寝て普通に起きることができたので大丈夫だろう。それぞれの出張が短期間だったことや、途中で帰国したことが効いているのかも知れない。

2011/06/09

SACの準備

KENS-SACまで2週間を切ったので、今日はそのためのStatus Reportの修正と編集を行った。また事務との打ち合わせをした。

午後は責任者会議があり、その後人事委員会に出席した。

2011/06/08

海外出張シリーズ終了

"US-Japan"の出席は1日だけ。6日の夕方にはKnoxville空港近くのホテル(Country Inn & Suits)に宿泊し、7日の朝6時過ぎにチェックアウト。Knoxvilleを8時20分に出る飛行機でシカゴまで行って、ANA便で帰ってきた。6/1からの8日間で乗った飛行機は8便で、それらの搭乗時間のトータルは約56時間。8日間=192時間だから、約30%の時間を飛行機の上で過ごしたことになる。

2011/06/06

US-Japan Steering Committee

今日からORNLで日米協力中性子散乱の運営委員会があった。今日は入構手続きをしなければならない日ということで十分に余裕を持って行ったはずだったのだが、まずはゲートのところで大渋滞。またUsers Officeでも大渋滞で、しかも僕とS山さんは以前受けた入構のためのトレーニングの有効期限が切れていると言うことで、クリアするために散々待たされた。おかげで会議は約30分遅れでのスタートとなった。

午後は運営委員会の中でJ-PARC/MLFの現状について発表した。我々は今のところ12月にビームを受け入れて1月から実験を再開する予定で進めているのだが、特に外国人の委員からは「そんなに早く復旧が終わるはずがない」と言う意見をもらった。

2011/06/05

アメリカへ

11時過ぎに成田空港を出る便でアメリカへ。ワシントンDC経由で14時前にノックスビル空港に到着した。オークリッジは気温が高くTシャツ1枚でも十分な感じで、しかも夕方にはシャワーがあるなどまるで真夏の雰囲気だ。夕食は物性研の人たちとメキシコ料理の店に行った。

2011/06/04

Cotswolds

今日は移動日だったのだが飛行機の時間まで余裕があったので、I上さんにCotswoldsに連れて行ってもらった。ここはオックスフォードから西側に広がる地域で「穏やかな丘陵地帯、静寂な村々」として有名な観光地だとのこと。特に「イングランドを象徴する地域」だと言われているらしい。今回は時間的な余裕が無くて東端にあるBurtonにしか行けなかったのだが、機会があればぜひ一度ここでゆっくりとした時間を過ごしてみたいものだ。

昼過ぎのバスでオックスフォードからヒースロー空港へ向かい、ルフトハンザ便でミュンヘンへ。ミュンヘンから成田は往路と同様にプレミアム・エコノミーだったのだが、今日のエコノミーはそれなりに混んでいたので楽で良かった。

成田に到着して出発前と同じホテルに泊まったのだが、チェックイン後にスーツケースの鍵を紛失したことに気がついた。早速フロントに連絡して鍵屋さんを探してもらい、自分のクルマでJR成田駅前まで行って「ピッキング」してもらって事無きを得た。それにしてもこれだけ迅速に対応できたのは日本国内にいたからであって、出張先で同様のトラブルに遭ったらこう言うわけには行かないだろう。そう言う意味ではイギリスとアメリカの間に日本に帰ってきたのは良かった、と言えるかも。

2011/06/03

ISISとDLS

今日は今回の出張の主な目的であるRAL(Rutherford Appleton Laboratory)の訪問の日だ。物構研の所長、副所長と中性子科学会元会長のE先生に僕とO友さんが連れられてきた、と言う構図である。これまで長年我々の施設とISISとは「日英協力」と言う枠組みの中でつきあってきたのだが、日本側がJ-PARCの立ち上がりと同時に資金的な根拠も無くなったため、自然消滅のような形になりかかっていたのである。今回の訪問はこれまでの「日英」に対する正式なお礼と共に、今後の新しい協力関係をどう構築して行くか、と言うことを相談するのが目的だった。全体の雰囲気としては非常にfriendlyで、どちらも協力関係を維持するのはwelcomeだ、と言う感じ。特にRAL側も中性子、放射光、ミュオン(+レーザー)をプローブとして持つ施設なので、物構研との親和性は非常に良いということになる。今回の話し合いでは具体的な内容に踏み込むことはできなかったが、お互いの基本的な考え方を確認しpersonalに知りあいとなる、と言う点で有意義だった。

午後はDLS (Diamond Light Source)を見学。以前SPring-8にいたI上さんに久々に会えて嬉しかった。

2011/06/01

イギリスへ

昨日泊まったところは空港のすぐ側の高級ホテルだったのだが、ネットで予約したところ1泊6千円弱。しかも14日間は駐車場代が無料である。成田空港近辺の駐車場代の相場は1日500円だから、フルに預ければ宿泊代の元が取れることになる。またつくばからバス(片道2,540円)で往復することを考えると、短期間でもお得だと言える。2週間以上前からの予約ならばもっと安いプランもあるので、これからは海外出張のたびに使わせてもらうことにしよう。

今回は海外出張が連続すると言うことで、プレミアム・エコノミーを使っての出張となった。今回初めて使ってみたのだが、確かにシートは普通のエコノミーよりはゆったりしているものの、リクライニングの角度はフラットからはほど遠く「快適」と言うほどのものでもない。特にこの日の便はエコノミーがガラガラだったので、そちらで3席ぐらい独占して横になった方が楽だっただろう。ロンドン便はプレミアム・エコノミーの設定がなかったのでミュンヘン経由にしたのだが、時間が余計にかかったことを考えるとあまり良いチョイスではなかったかも知れない。

午後7時頃ヒースロー空港に到着し、研究所のクルマでゲストハウスへ。16世紀に建てられたそうだが、中は綺麗に改装されていて快適だ。