2011/10/17

KURRI

今日は京大原子炉実験所(KURRI)の委員会があったので、朝から羽田空港へ行き飛行機で関空へ。2時間余りの会議に出席して、夕方の便で戻った。移動の合間に原稿書きの仕事などをしたのだが、やはりオフィスにずっといて仕事をするより効率が悪い。

ところでこの会議で、京大原子炉が抱える根本的な問題についての説明があった。原子炉は当然のことながらウラン燃料を燃やすのだが、使用済み燃料の処理方法が決まっているのは2016年までだ、とのこと。とするとその後をどうするかが決まらない限り、停止せざるをえなくなる。そしてその事情はJAEAの研究用原子炉でも同じなのだそうだ。これまで僕は地元の理解が得られれば研究用原子炉を運転するのは可能なのかと思っていたのだが、そう簡単な話ではないわけだ。J-PARCがあるからと言ってJRR-3を止める理由にはならない、と言うのが中性子科学をやっている我々の共通理解だったのだが、どうもそうでもないらしい。

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