2010/09/30

つくばソフトマターセミナー

今日は朝9時からMLFシンポの実行委員会があったので、早くにつくばを出て東海に行った。その会議が終わった後すぐにディビジョン長会議に行き、終了後につくばに戻る。NISTから招聘したN尾くんが来ていたので、筑波大へ連れて行って「つくばソフトマターセミナー」で話してもらった。小さめの会場だったのだが席が一杯になるほどの盛況で、セミナーもその後の懇親会も盛り上がった。

2010/09/29

随時受け付け課題

午前中は東海でソフトマターグループのミーティング。Y田くんの研究の現状報告と、BL16のS型課題の継続申請についての打ち合わせをした。また午後はJ-PARCの随時受け付け課題についての打ち合わせを行った。因みにこの随時受け付け課題はやることは決めていたものの、手続きをどうするかは決まっていなかった。企業のユーザにとってはどうしてもやって欲しいことらしいので、今日は茨城県のHさんを交えて議論してスタートの仕方についての方針を決めた。

2010/09/28

科研費申請準備

今日も振替休日だったので一日つくば。東海で「MLFコア会議」があったのだが、TV会議で参加した。

そろそろ科研費の申請書を書かなければならないので、今日はその準備に時間を使った。まずは先週聞いた「揺らぎ」の新学術領域の公募研究に出すための準備として、上岡先生の論文をいくつか読んだ。また基盤研究の方も考えようと、まず昨年の申請書を改めて見てみた。公開された評価は必ずしも悪くはなかったのだが、やはり新しい発見があったからその要因を明らかにする、と言うだけではインパクトに欠けるのも確かだ。内容は悪くないと思うので、もう少し新しい事を狙うような内容で考えてみよう。

ところでこれまで申請書は学術システム研究センターの活動の一環として公開されている「科研費LaTeX」を使っていたので、今年もいつものようにテンプレートをダウンロードしてみた。この申請書はいつも「象の卵を探す」と言う架空の研究テーマをでっち上げて(?)書いてあるのだが、今年はその内容がアップグレードされていたのには驚いた。製作者の「遊び心」でさえ改善されているのだから、僕の本気の申請書も質の高いものを書かなければなるまい。

2010/09/27

平和中島財団報告書

今日は予定されていた東海での会議がキャンセルになったので、振替休日扱いにして1日つくばで仕事をしていた。そして昨年度もらっていた(そして3ヶ月延長していた)「平和中島財団」の報告書を仕上げた。

2010/09/24

領域9領域12合同シンポジウム

今日は午後から領域9と領域12の合同シンポジウムで講演することになっていたので、午前中はネットの繋がる部屋にいて他の仕事をしつつ準備をしていた。

昼休みは領域12のインフォーマルミーティングに参加し、開始時刻ぎりぎりにシンポジウム会場へ。今回のテーマは「準安定結晶相の核形成」と言うことでほとんどは結晶成長の話なのだが、そこでH田くんのD論の内容であるリン脂質の構造形成について話した。結晶とは関係の無い内容なので興味を持ってもらえるかどうか心配だったのだが、溶媒の蒸発速度の違いに応じてスピノーダル分解的な振舞いと核形成成長の振舞いが見えた、と言うところはなかなかウケがよかったようだ。このシンポジウムでは、この他に京大の地鉱のK村先生や東北大にいるK田さん、富山大のI田さん等多くの人に久々に会えて良かった。

夕方は構造物性グループのインフォーマルミーティングに出席。参加者が多く、しかも若手の比率が高かったのには驚いた。

2010/09/23

ハイブリッドリポソーム

今日から物理学会秋季大会。午前中の前半のセッションは、久々に物理教育のセッションに行ってみた。ここで高専の先生が昨年のアジアサイエンスキャンプの紹介をしていたのでどういう話をするのか気になったのだが、内容の紹介に終始してあまり深い突っ込みがなかったのが残念だった。

午後はシンポジウム「揺らぎが決める生体分子の構造形成と機能発現」を聞きに行った。これは京大の寺嶋さんが代表の新学術領域の関係者によるものでタンパク質の揺らぎの話がメインだったのだが、その中で崇城大の上岡先生の話には驚いた。何と、DMPCと界面活性剤を混合して作ったリポソームを身体の中に送り込むと、ガン細胞のアポトーシスを引き起こすことができると言うのである。これまで合成脂質で作ったベシクルの中に薬剤を入れて輸送する、と言う話は良く聞いていたのだが、中身が入っていないリポソームがガン治療の役に立つと言う話には心底びっくりだった。

2010/09/22

幕張から大阪へ

今日はNCSS2010の最終日だったので、午前中から幕張メッセへ。banquetには出席せずに夕方幕張を出て、明日からの物理学会に備えて大阪に移動した。

2010/09/21

責任者会議と国際会議

今日の午前中は物構研責任者会議のためKEKへ。午後は国際会議出席のため幕張メッセに行ってきた。

2010/09/20

NCSS2010

今日は"International Conference on Nanoscopic Colloid and Surface Science"(NCSS2010)に出席するため幕張メッセまで行った。この会議は日本化学会の中の「コロイドおよび界面化学部会」が創立35周年を記念して開いたもの。化学会の中の部会とは言え毎年4〜500人集まるものだけに、この国際会議も非常に盛会だった。今日の午前中は主に記念講演等が行われ、午後は3つの会場に別れてパラレルセッションだったが、どの講演も時間が非常に短く、とても忙しい雰囲気だった。

2010/09/17

つくば→東海

午前中はつくばキャンパスへ行って、来週の国際会議のポスターを作って印刷した。そして昼前に東海に移動して、研究業務報告書に基づく面談。続けて9人とやってさすがに少々疲れた。その後NISTの課題審査を済ませて今週の仕事は終了。

2010/09/16

東海→つくば

午前中はJ-PARCのディビジョン長会議。毎週やっているからか、相変わらず内容が薄い。その後KEK東海キャンパスの昼食会。それが終わるか終わらないかのうちにヘンデル棟へ移動し、MLFシンポのプログラム委員会を主催した。これを30分ぐらいで終わらせて東海1号館に戻り、茨城県のK渕さんと会って話をする。そしてつくばに戻って科研費申請に関する打ち合わせをした。

2010/09/15

会議ばかりの日

午前中は中性子ミュオンの教授会。午後は総研大の教授会があり、続いて中性子GL会議を行った。途中でちょっとだけ時間を作って国際会議のポスター準備をしたが、会議ばかりの一日だった。

2010/09/14

続・論文修正

今日も特に重要な仕事のない日だったので、論文の修正に邁進した。特に力を入れたのはLifshitz Pointの件。ちゃんと書くためにはこれまでの研究を理解しなければならないので、片っ端から文献を読んだ。おかげである程度の方針が立って修正作業に入れたのだが、時間的な問題で途中で終了。何としても明日、明後日ぐらいで時間を見つけて決着させたいところだ。

昼休みは機構内の「ミニサッカー大会」に物構研チームの一員として出場した。人数がぎりぎりだったためフル出場しなければならなかったのだが、昨年ほどしんどくなかった。これはおそらく、日々のトレーニングの成果なのではないだろうか?

2010/09/13

論文修正

今日と明日は休日出勤した分(たぶんJ-PARCの施設公開とKEKの一般公開)の振替休日。東海に行かなくて良いだけでなく珍しく会議も何も入っていないので、つくばキャンパスのオフィスで1日ゆっくりできた。特に懸案のSoft Matterの論文の修正に向けて、まずは文献のサーベイ。関係論文を改めてざっと目を通して、修正の方針を固めた。そして夕方からいよいよ書き直しにとりかかり、とりあえずは共著者から来ていたコメントを元に修正した。

昼休みには久々にテニスコートへ。多少涼しくなったかと思えばさにあらずで、立っているだけで暑く「省エネテニス」に終始した。

2010/09/10

MLFの会議

午前中はMLF戦略会議。今日は基盤セクションの現状についての報告を聞き、ビームタイム中のシフトについての話題が中心だった。実はもっと重要かつ重大な話が出るのかと思って身構えて行ったのだが空振りだった。

午後はMLFの利用促進チームの会議。来年度上期に向けての課題公募のプロセスについて議論して概要を決めた。

2010/09/09

台風一過

台風一過で天気が良く、しかも気温も下がって過ごしやすい一日となった。

午前中は東海でJ-PARCのディビジョン長会議。午後は放射線取り扱い者の再教育訓練があった。そして6時から理事を交えた打ち合わせをする、と言うことで大急ぎでつくばに戻った。

2010/09/08

恵みの雨

台風接近で今日は久々の雨。午前中は物構研責任者会議、夕方からCMRCのグループリーダー会議があった。

2010/09/07

面談

今日はつくばでの一日で、午前中はメールのやり取りなどオフィスの仕事をした。また11時半から研究業務報告書に基づいて所長との面談をした。

昼休みに久々にサッカーのグラウンドに行ったらむくむくとやりたくなって、部屋に戻って着替えしてきて10分か15分ぐらいプレーした。その後「MLFコア会議」にTV会議で出席。あちらの映像が映らなかったため、イマイチ締まらない会議だった。

3時からは今度はこちらが面談する立場となってM藤さんと会った。そして4時から総研大の会議があって今日の主な仕事は終了。

2010/09/06

MLFシンポ組織委員会とミーティング

午前中はヘンデル棟でMLFシンポの組織委員会。1月に行う予定の第2回めのシンポジウムについて議論した。午後はKENSソフトマターグループのミーティングをした。

2010/09/05

KEK一般公開

今日は年に一度のKEK一般公開の日。と言うことで、朝から出勤してPF研究棟で中性子の説明と「ポケット分光器」の説明をしていた。また休憩時間に総研大の質問コーナーに行って、1人だけ学生の相手をした。PFではいつもの年以上に人が来ている感じで、狭い部屋に大勢の人が入って冷房が効かず大変だった。ただ、その分たくさんの人に中性子の説明ができたのは良かった。

2010/09/04

放射光学会プログラム委員会

今日は放射光学会の2回目のプログラム委員会がつくばエポカルで行われた。1月に行われる放射光の合同シンポジウムがエポカルで行われるので、まずは会場の下見をしてから企画公演についての議論をした。

2010/09/03

続・ERATO & CREST Joint Symposium

今日は"ERATO & CREST Joint Symposium"の最終日。僕は午後1番で発表だったので、午前中は他の人の話を聞きながらちょこちょこと直していた。

午後はいよいよ発表だったのだが、H田くんが筆頭著者の昨年のPREの内容がメインだった。この話を英語でするのは初めてだったので少々気を使ったのだが、特に問題なく話をすることが出来た。またいくつか質問やコメントがあったのだが、特に京大工のT中さんからのコメントは非常に参考になった。

ポスターセッションは本当は「ポスター賞」の審査をしなければならなかったのだが、それよりもH田先生との議論を優先させてもらった。これはそもそも11月の公開講座のためのネタ集めが目的だったのだが、それだけではなく色々と貴重な情報が得られて良かった。

2010/09/02

ERATO & CREST Joint Symposium

今日からSPring-8でシンポジウム"Future Trend in Softmaterial Research with Advanced Light Source"に参加している。この会議はT原ERATOとS井CRESTが共同で主催するもので、小角散乱を主な実験手法とする人が集まって議論する、と言うのが目的である。国内の主な小角散乱研究者だけでなく、Cyrus SafinyaやMoonhor Reeら外国人の大物も来ていてなかなか充実した会議だ。どの話も面白かったのだが、特に台湾・清華大学のHsin Lung Chenさんの話が面白かった。デンドリマーとDNAのcomplexを作ると言う話で冬に行われた「日台」でも聞いていたはずなのだが、あの時には何も思わなかったのになぜだろう?

2010/09/01

総研大入試

今日は総研大の入試があり、2人を面接した。そしてその後SPring-8での国際会議出席のため移動した。