2010/12/28

残務整理

今日は「御用納め」の日。会議などの用は無かったのだが、その分、年内に済ませなければならない用事を次々とこなした。その中で、特にMLFシンポのプログラム作りと日韓中性子の仕事、そして物性研中性子の課題審査に決着をつける事ができたのは良かった。

2010/12/27

会議×3

午前中は、まずJ-PARCの「産業利用課題」とKEKの大学共同利用との整合性をどう取るか、と言う議論をする。午後はまず、来年度の実行予算に関する会議。続いて物構研責任者会議があり、その後忘年会があった。

2010/12/24

蜂窩織炎?

ハワイから戻ってきてから右足のかかとに水疱ができ、その周りが腫れている。どうやら雨の日に歩き回った時にできた靴擦れの部分から細菌が入って、それが悪さをしているらしい。一昨日の夜から昨日にかけて発熱するなど症状が酷い(ネットで調べたら、「蜂窩織炎」の症状に似ていた)ので、午前中は皮膚科に見てもらいに行った。

午後はCMRCのプロジェクトリーダー会議。その後広報企画委員会があった。

2010/12/22

忘年会

今日は午前中から東海へ。I田さんと来年度予算についての打ち合わせをした。

午後はMLFの利用促進チームの会議だったのだが、JAEAのメンバーが誰も来ていなくて難儀した。その後つくばに戻り、中性子ミュオンの忘年会に参加。2ヶ月前から準備していた甲斐あって、40人以上参加した盛大な集まりとなった。

2010/12/21

Pacifichem発表前後

Pacifichemは12/15(水)〜12/20(月)の日程で行われているのだが、土日も平日と全く変わりなく進んでいた。ただ、長期の会議だからからかおしまいの方になるとだれてくる。自分が発表するセッションに日曜日の午後に行ってみたら、何と10人の発表者のうち5人がキャンセル。しかもちょうど1人おきにキャンセルがあったので、歯抜けで何とも締まらない会議進行だった。

と言うことで、いよいよ迎えた最終日。セッションは7時半開始で、僕は8時半からの発表である。ホテルのチェックアウトもしなければならないので、5時半に起きてシャワーを浴びて荷物のパッキングをし、朝食スタートの7時に荷物を持ってロビーに下りてチェックアウト。急いでパンを飲み込んで会議参加者用の連絡バスに乗って行ったら7時40分に到着した。会議全体の最後のセッションなので昨日みたいな感じかと思えばさにあらず。発表者に1人のキャンセルもなく、議論もそれなりに白熱して良いセッションだった。因みに僕の発表は、短い時間に内容を詰め込もうとしたからかあまりリアクションが良くなかった。また英語の言い間違いも多く、ちょっと失敗だったかも。

会議終了後にホテルに戻り、時間が来るまでしばらく周囲を散策する。そして午後6時15分発の飛行機で帰国の途についた。

2010/12/19

在庫処分

今日(ハワイでは12/18, 日本では12/19)はハワイでも日本でもお休みなので、Pacifichemには行かずに溜まった仕事の処理(=在庫処分)に専念した。まずはH田くんが1st authorの論文で、修正版を作成してeditorに送った。続いてKEKの予算に関わる仕事をし、続いてT仲さんの論文の修正。最後にS野くんの解説記事に手を入れたのだが、終わった時にはビールとワインとでべろんべろんとなった。

ところで在庫処分で思い出したのだが、昨日お土産用に買ったTシャツは処分セールのため6着で$20。何と1枚300円の安さである。ハワイは観光地のため全体的に物価が高いのだが(昼食に食べたホットドッグは$7もした!)、Tシャツの安さはほぼ唯一と言っていいかも??

2010/12/18

Pachifichem

Pachifichem(環太平洋化学会)は15日からハワイのホノルルで行われているのだが、僕は今日からの参加となった。朝の9時半に空港に到着してホテルへ移動。チェックインして徒歩で会場のコンベンションセンターへ行き、バッジなどを受け取った。

ところでこの会議は日本化学会、アメリカ化学会の他にもカナダ、韓国、中国、オーストラリア等が参加して、これらの合同会議となっている。従って参加者も大変多く、1万人〜2万人来ているらしい。そのため会場はメインのハワイ国際会議場の他に3つぐらいのホテルで分散開催となっていて、全貌を掴んでいる人はほとんどいないのではないだろうか。また口頭発表のセッションやポスター発表のセッションが乱立していて、とても全部を見てどれを聞こうか判断する、と言うことができる感じではない。午後はたまたま会った知り合いと話をし、ゲルのセッションを聞き、ポスターセッションに顔を出した。

なお日本とハワイの時差は17時間あるので、こちらは今(午後11時過ぎ)はまだ12/17である。僕は日本時間の12/17早朝に起きて、その後飛行機の中の仮眠はあったものの2時間ほど寝ただけだ。つまり昨日起きてから27時間、ずっと12/17の生活を続けていると言うことになる。こんなに1日が長いのは、初めての経験だ。

ハワイへ

今日(12/17)は移動日。成田を午後9時半に出る便でホノルルには午前9時半に到着した。乗っていた時間は7時間ほどだが、その間に1日遡ったことになる。今回はたまったマイルを使ってビジネスクラスで来たのだが、おかげで快適な旅ができた。

2010/12/16

ディビジョン長会議など

今日は東海の1日。午前中はディビジョン長会議、午後はMLFシンポジウムのプログラム委員会・組織委員会とKEK東海の全体会議があった。

ところでディビジョン長会議の最中に訃報が届いた。元高エネルギー物理学研究所長の西川哲治氏が昨夜亡くなった、と言う知らせだ。彼が所長を務めたのは昭和52年から平成元年までで、僕が高校生だった頃から博士号を取るまでの時代に当たる。その頃僕は素粒子物理をやりたい、と思って理学部に入り、紆余曲折の末に今の分野にたどり着いたわけで、巡り巡って今はKEKにいてそう言う場に居合わせたわけだ。

2010/12/15

GL会議と日米委員会

今日の午前中は中性子GL会議。午後は物性研で日米協力中性子散乱に関する委員会があった。

2010/12/14

粉末装置研究会

今日の午後はS型課題研究会の最後を飾る?粉末装置の研究会があった。BL08の装置の状況と実験結果、BL09の設計と建設の進み具合について短時間で盛り沢山の内容で、充実していた。

午前中は風邪のため医者に寄ってから出勤。昼食後に薬を飲んだので、眠くなっても大丈夫なように連絡バスで東海に移動した。

2010/12/13

S型課題合同研究会

今日はS型課題の合同研究会があった。午前中はタンパク質回折計、午後は小角散乱、スピンエコー、中性子透過撮像の合計4課題だったのだが、僕は朝イチでKEKで予算に関するヒアリングが合ったので午後からの参加となった。

場所が神谷町のKEK東京事務所(の隣の部屋)だったと言うこともあって参加人数は20人弱と少なかったのだが、ほとんどの人たちが中性子の業界では強者ばかりだったと言うこともあって、なかなかディープな議論が繰り広げられた。運営上の不手際や時間的な制約があって十分な議論ができない面もあったのだが、それでも良い議論ができて良かったと思う。

因みに週末にSoft Matterに投稿した論文のゲラ刷りが来ていたので、日曜日にチェックして朝の早いうちに送った。

2010/12/11

人事委員会

バスを大宮で降りて帰宅。ちょっと休んで出勤して、午後からPFの人事委員会に出た。

2010/12/10

中性子科学会2日目

中性子科学会の2日目は、まずはポスターセッションから。少々遅れて行ったら僕のポスターの第一著者が代わりに説明していてくれたので助かった。

昼休みは昼食を食べながらの国際会議の準備委員会。午後は学会の総会があったのだが、PFの課題審査の〆切が迫っていたので途中で退席して申請書読みと採点をしていた。夜は懇親会があって、その後近くの駅から高速バスに乗って帰る。

2010/12/09

中性子科学会年会

今日から中性子科学会年会のため、仙台に出張である。午前中評議員会があったので7時半につくばを出て、10時半に東北大に着いた。学会は午後からで、A馬さんの基調講演や液体系の話、タンパク質の話、高分子や脂質膜の話などを堪能した。またscientific sessionが終わった後で、JRR-3の危機的状況についての報告会があった。

2010/12/08

物構研シンポ2日目

今日は物構研シンポの2日目で、朝から夕方までセッションが続いた。午前中は強相関系の話が分からなくてメールを見ていたら、放射線取り扱い者の特別定期健康診断を今日受けなければならない、と言うことが判明。急いでKEKに戻って受診してきた。

午後はソフトマターのセッション。最初はDESYのタンパク質構造解析の人で、照射損傷により結晶が壊れるまでの数十fsの間に当たったビームの回折で構造解析をしてしまう、と言う話はインパクトがあった。

2010/12/07

物構研シンポ2010

今日から物構研シンポ。午前中は発表の準備をして、昼から会場のつくばエポカルに行った。

発表だが、今日は"Prospects of Neutron Sciences at KENS"と言うタイトルで建設中、あるいは近々建設を計画してる3つの装置の紹介をした。それぞれ担当者からの資料をもらって発表原稿にしたのだが、自分なりの咀嚼が足りなかったかも。そう言う意味で、自分の中で不満の残る発表だった。

2010/12/06

CMRC全体会議

今日はCMRC全体会議がエポカルで行われた。

まず午前中の最初はソフトマターのセッション。僕が初めにS包君の研究の話を紹介し、続いてT仲さんとS野さんがそれぞれの研究の話をした

その後CMRCの各グループのセッションを聞いたのだが、それなりに理解できたのは高圧のグループのものだけ。それ以外は専門的過ぎてさっぱり分からなかった。

2010/12/03

会議4連発

朝、家を出たらつくばは豪雨で、道が冠水していたりして大変。何とか突破して常磐道に乗ったのだが、しばらく走ると雲の切れ目が見えたりして割とすぐに回復した。

今日の午前中は東海でMLF会議。午後はつくばで加速器共通の運営会議があり、その後中性子ミュオンの教授会に出て最後は「J-PARC戦略会議」だった。会議終了後に外に出たら結構強い風が吹いていて枯れ葉が建物の中にまで入り込んでいた。

2010/12/02

新しいMacBook Air

午前中はディビジョン長会議。午後は人事委員会があり、セミナーを挟んでソフトマターグループのミーティングを行った。ただ会議だけでなく、特定領域の領域研究会アブストラクトや物構研シンポジウムの施設ポスター作成など、やらねばならない仕事が沢山あって忙しかった。

ところで今日、注文していた新しいMacBook Airが来た。これまで使っていたのは初代のMacBook Airだったのだが、HDDのトラブルや突然の電源断などいろいろなトラブルに見舞われてきた。またストレージ容量が小さいのにも困っていたので買い替えたいとずっと思っていたのだが、この度の新型発売でとうとう買ってしまった、と言うわけだ。今日は早速パッケージを開け、これまで使っていたMacBook Proのバックアップボリュームから転送して使ってみた。そしたら動きが非常に軽快なのにびっくり。こりゃいいわ。

2010/12/01

理研シンポジウム

今日は理研シンポジウム「動的水和構造と分子過程IV」のために和光に行ってきた。どちらかと言うと化学や生物の人の多い研究会で僕は異分野の人だったのだが、話は面白いと思ってもらえたようだ。初めて会った人も多かったのだがいろいろと話ができて、なかなかためになる研究会だった。

2010/11/30

加速器人事委員会

午前中はまず明日の「理研シンポジウム」の準備。その後、物構研シンポや中性子科学会の準備をした。

午後は加速器の人事委員会があった。4件あって候補者もぞれぞれ複数いたのだが、審査はスムーズに進んだ。

2010/11/29

偏極中性子装置検討会

今日は午後から偏極中性子装置の検討会があった。この装置は東北大からの提案によるもので、チョッパー分光器に偏極解析を入れた専用装置を作る、と言うもの。チョッパーはパルス中性子源においてスタンダードで、偏極解析も中性子散乱では良く行われているのだが、これらの組み合わせによる専用装置と言うのは世界でも例がない。これまで東北大のO山さんを中心に装置の詳細についての検討が進められてきたのだが、今日はその成果について議論すると言うことでなかなか良かった。

2010/11/26

AOCNS準備委員会

今日は午後からアジア・オセアニア中性子散乱国際会議(AOCNS)の準備委員会があった。来年11月につくば地区で行う予定の会議なのだが、550人ほどの参加が予想されるとのこと。そうすると予算規模も相当なものになるので、まずはお金をどう集めるかが問題だ。今日はそのへんの話を中心に、プログラムや会費などいろいろな事について話しあった。

2010/11/25

会議×3

午前中は広報企画委員会。午後は物構研責任者会議とCMRLのプロジェクトリーダー会議があった。これらの合間にT仲さんの「守田賞」推薦の仕事をしたり、「四季」の巻頭言の修正をしたりした。

2010/11/24

全散乱装置研究会

今日は東海で、J-PARC/MLFの全散乱装置NOVAの研究会があった。もともと午後1時半から5時半までの予定だったのだが、それにしては発表者が多いなと思ったらやはり時間が徐々に延びて、結局1時間以上延びた。ただそのおかげでそれぞれの話は良く分かって面白かった。

ところで月曜日発売のある雑誌に、先月投稿した文章が掲載された。学術雑誌ではなく普通に本屋で売っている雑誌なのだが、論文とは違った意味で嬉しかった。

2010/11/22

現象解析専門小委員会

今日は「現象解析専門小委員会」のために京大化研に出張してきた。化研は今年から公募による共同利用・共同研究を始めたそうで、そのために外部委員の意見を聞くことになっている。僕は一番末端の委員会委員を委嘱されているのだが、その年に一度の会議が開かれた、というわけだ。まだ始まったばかりと言うことで手探りの部分も多いようだったが、意外に多くの申請があったと知って少々驚いた。

2010/11/19

H社との面談

今日の午後、H社の人が面談にやってきた。新しい事業展開のネタとして中性子に目を付けたようで、某国立大学関係のコンサルティング会社を通じて紹介されてきたのである。今日は中性子科学の将来性や技術的な問題点、企業参入の可能性等について、2時間ぐらい話をした。

午前中はMLF会議だったのだが、東海には行かずにつくばからTVで参加した。向こうの顔が見えずスクリーンが映っているだけだったのであまり集中できなかったのだが、たいした内容では無かったのでわざわざ行かなくて良かった。

2010/11/18

J-PARC研究推進会議

午前中はディビジョン長会議のために東海へ。内容的にあまり重要なものが無かったため早めに終わったのだが、だからと言って雑談の時間にするのは止めて欲しいものだ。

昼頃つくばに移動して、夕方からの「J-PARC研究推進会議」に出席する。これまでは一部の人だけで決めていたJ-PARC関係の予算をもっと広く意見を聞いて決める、と言うコンセプトのようだが、その分揉めそうで怖い。

2010/11/17

Neutrons in Softmatter

午前中は中性子GL会議。昨日NML教授会をやったばかりなのであまりやることがないかと思ったがさにあらずで、いつもの通り3時間ほど議論した。

午後の前半は"Neutrons in Softmatter"の原稿の著者校正をする。この本は元名古屋大のI栄先生が中心になってまとめているもので、ソフトマターにおける中性子散乱実験とその手法についてまとめた教科書になる。僕は小角散乱のデータ解析について書くように頼まれていたのだが、ちょうど10年ほど前に別の目的で書いた文章が出版されないままで手元にあったので、それを書き直して送ったのだった。Wordで書いた原稿をゲラにしているのであまり直すところは無いかと思ったのだがさにあらずで、数式があちこち違っていて結構時間を取られた。

夕方は研究推進会議。その冒頭で機構長が運営方針に関わる重要な話をした。

2010/11/16

大学等連携事業

午前中は東海で中性子ミュオンの教授会。午後はつくばで「大学等連携事業打ち合わせ」があった。後者はKEKが大学との間で進めている3つの連携事業(北大、東北大、筑波大)について、それぞれの大学の担当者が進行状況について説明する、というもの。各大学の特徴を生かした取り組みを幅広く進めている、と言う印象を持った。

昼の時間にSANS-Uに行ってS包くんとちょっとdiscussionをする。金曜日からSANS-Uのビームタイムだったのだが、今回はずっと用事があってなかなか顔を出すことができなかった。その間彼は1人寂しく(?)実験していたわけで、悪いことをした。

2010/11/15

中性子反射率計研究会

午前中は物構研責任者会議。午後はBL16中性子反射率計の研究会があった。この研究会は今年度のBL16の建設・整備の進行状況と実験成果を発表し、今年度後半から来年度に向けての計画を議論しようというもので、私のイントロから始まって10人が発表した。装置への期待の現れか参加者は思っていたよりも多く、議論も活発でなかなか良かった。

2010/11/13

公開講座

今日はKEK公開講座。「お肌と洗剤とコンニャクと〜『やわらかなもの』を科学する」と言うタイトルで講演した。プレゼンの流れがスムーズで無かったりいろいろ自分なりの不満はあったのだが、聴衆から「良く分かった」と言う感想が聞けたので良かった。

2010/11/12

ICORPのシンポジウム

今日はICORPの終了記念シンポジウムが京大であった。吉川研のメンバーの発表はだいたい知っていたのだが、フランス側の協力者であるダミアンの発表を聞くのは久々で、いろいろと新しいことが聞けて面白かった。

2010/11/11

ビデオ作成中

午前中につくばを出て京都へ。吉川研に行ったら、ICORPの成果ビデオ作成のために制作チームが来ていてなかなか賑やかだった。

2010/11/10

新しい京大東京事務所

昨日は熊取に泊まったので、今朝の関空からの飛行機に乗って東京に移動し、中性子科学会評議員会に出席した。東京に着いてから評議員会まで時間的な余裕があったので、京大の東京事務所に寄って1時間ほど仕事をした。この京大の事務所は以前は東京駅のサピアタワーにあったのだが、最近品川駅の方に移転したとのこと。半円形のラウンジは見晴らしが良くて、なかなか快適だった。

2010/11/09

京大原子炉

今日は京大原子炉でセミナーをする。今年は8月から11月までの限定で「客員」を務めることになっていて、今回はそのdutyを果たしに来たと言うわけだ。セミナーでは「溶媒和」の話を紹介し、その後タンパク質構造解析装置について議論した。

2010/11/08

公開講座と利用促進チームと物構研シンポ

朝、週末に準備していた公開講座のプレゼン資料を総務係に持って行って著作権の問題について相談した。その後東海に移動。午後は「利用促進チーム」の集まりを持った。また物構研シンポのアブストラクトを作成した。

2010/11/05

アクセプト!

午前中はBL05に関するS型課題の研究会。S水グループで何をやっているかが良く分かってなかなか面白かった。午後は主に公開講座の準備に集中した。

ところで帰り際にメールをチェックしたら、Soft Matterから論文のアクセプトの連絡が来ていた。(昨日の夕方出したばかりなのに、早くてびっくり。)因みにこの論文は臨界現象に関するもので、6月末に投稿してレフェリーコメントが8月に戻ってきた。2人のレフェリーのうち1人は簡単だったがもう1人が難しく、答えるために色々論文を読んだり追加実験したりして大変だった。ただその分色々勉強になったし、また自分の理解も深まって良かった。このSoft Matterは数年前に出たばかりの新しい雑誌なのだが、化学の分野ではトップクラスのRoyal Society of Chemistryが出しているだけあってあっという間にImpact Factorが4.59になったのだそうだ。そう言う雑誌にふさわしく厳しいコメントが来て、それに対してちゃんと回答してアクセプトされたと言うことで、個人的に嬉しかったし、また色々と面白かった。

2010/11/04

ソフトマターグループミーティング

午前中はつくばで仕事。休んでいる間に溜まった仕事(昨日は祝日だったのに、何で仕事が溜まるんだろう?)をこなし、来週の公開講座の準備をした。

昼すぎに東海に移動して、ソフトマターグループのミーティング。主にBL16の今後の作業のことや、S型課題について議論した。そしてSoft Matterの論文の最終原稿を作り再投稿を済ませた。

2010/11/02

マイクロビームSAXSとiNSE

朝はマイクロビームSAXSの続き。昨日やったことの追加実験をした。

その後昼過ぎまで公開講座の準備。そして東海に行ってiNSEで実験中のS包君に会い、物構研事務に寄っていくつか仕事をした。

2010/11/01

サイエンスな日

今日は朝からPFに行って、マイクロビームSAXSの実験。データを回収してH田くんに送り、午後はSoft Matterの論文修正。特に英文校正の結果が戻ってきたのでそれを元にして最終版を作って共著者に送った。その後再びPFに行ってK畑、S野の2人といろいろと話をした。今日はほとんどの時間をサイエンスに使って、充実した一日だった。

2010/10/31

マイクロビーム

今日からK畑グループのマイクロビームSAXSのビームタイム。僕は朝だけ行って、実験準備をして帰宅した。

2010/10/29

MLF会議など

午前中は東海へ。MLF会議を主宰した。その中で、懸案だったMLF実験ホールでのハンダゴテ使用について進んだのが収穫だった。

会議終了後に弁当をかき込んでつくばに移動し、構造物性センターの会議に出る。そしてようやく中性子各メンバーの勤務評定を作って所長に提出し、科研費の申請書にも決着をつけた。

2010/10/28

ほぼ東海

今日は雨が降ると言うことだったので、8時10分発の連絡バスで東海に行った。そして午前中はディビジョン長会議、昼は東海キャンパスの昼食会があり、午後はJ-PARCセンター会議。その合間に色々と雑用をこなした。

3時半発の連絡バスでつくばに戻ったら、H田くんから実験用の試料が届いていた。

2010/10/27

科研費修正

今日は東海の1日。MLFシンポの組織委員会に出たほかには、ほとんどの時間を科研費申請書の修正に使った。実は事務から指摘されて気がついたのだが、先週提出した申請書では経費の計算がめちゃくちゃ。書類は千円単位で書かなければならないのだが、頭の中では万円単位で考えていたところがあって桁を間違えて計算をしていたらしい。ここで修正すると分担者に迷惑をかけることになるのだが、まあ、止むを得まい。

2010/10/26

論文修正

今日は1日つくばの日だったので、Soft Matterの論文の修正に集中する。レフェリーからのコメントが難しかったため修正には苦労したが、何とか満足の行く原稿になったのではないだろうか。共著者から原稿に関する返事が来たら、再投稿できるだろう。

2010/10/25

東北大金研

今日は東北大金研の中性子センターの運営委員会のため、仙台への出張だった。

2010/10/22

化研のセミナー

今日は日帰りで京大化研に出張し、O貫さんのセミナーを聞いてきた。この話は何度も聞いているのだが、やはり何度も聞くとそれだけ良く理解できる。その後K谷さんらも含めて議論したのだが、なかなか有意義だった。

2010/10/21

研究業務報告書

ようやく科研費が終わったので、今日は「研究業務報告書」のコメント作りを行った。この報告書は8月末に提出されたものを元に9月中に面談を行ったのだが、その結果を踏まえたコメントを書いて本人からサインをもらい、それを所長に提出しなければならない。本当なら面談をしてすぐに作成してサインをもらわなければならないのだが、優先しなければならない仕事が多く後回しになっていたのである。明日が〆切と言うことなのでそれぞれの報告書を改めて読み、面談の結果を思い出しながら書いたのだが、人数も多くて思ったより時間がかかってしまった。

夕方、中性子ミュオン構造物性セミナーを聞きに行った。今日は昔懐かしのマルテンサイト変態をミュオンで研究する、と言う話だったので興味深く聞いたのだが、実験結果がどういう意味なのか良く分からず消化不良だった。

2010/10/20

続々・科研費申請書

今日も科研費の申請書作り。一度プリントアウトして全体をチェックし、研究分担者にも送って確認してもらって最終版を作って事務に提出した。因みに事務からは「〆切を過ぎているのでアドバイザには見てもらえない」と言う趣旨の返答が来たが止むを得まい。アドバイスをもらった昨年、一昨年は結局採択には至らなかった事を考えれば、どれだけ意味があるかも分からないし...

2010/10/19

続・科研費申請書

午前中は物構研責任者会議があったが、その他の時間は科研費の申請書書きに専念。頑張ったおかげで基盤Aはほぼ完成し、基盤Sももう一歩のところまできた。ただ、成り行きで責任者会議で「3つ出す」と宣言してしまったので、新学術領域の公募研究の方も書かなければ。

2010/10/18

科研費申請書

今日は科研費の申請書を書く日だと決めていたので、朝から集中する。O貫さんからもらった資料を参考にしながら、用務の合間を縫って夕方までかけてようやく申請書全体をまとめた。今後はこの原稿を元にして、なるべく早めに完成版を作って行こう。

午前中はH田君が来て、この前の論文を元にどのように次の論文としてまとめて行くか、について議論した。また3時からCMRCのグループリーダー会議。更にI田さんの科研費申請についての仕事があって、昼休みにテニスに行けなかった。残念。

2010/10/17

SAXSの続き

朝4時に起きてPFへ。そろそろカメラ長を変える頃かと思って行ったのだが、長年やっているためかみんなの手際が良くてほとんど終わっていた。と言うことでその場に30分ほどいて、いったん家に戻った。

午後からまたPFへ行き、早稲田大グループのデータについて議論した。またある人から預かった試料を測定した。

2010/10/16

BL-15A

今日から「元京大グループ」と一緒にBL-15AでSAXSの実験である。交代の時刻に行ってみたらカメラ長がほぼ1m。我々がスタートしたい距離とほぼ一緒だったので、試料周りだけ準備して実験をスタートすることができた。

2010/10/15

会議×3

午前中はMLF会議。午後はMLFシンポジウムのプログラム委員会と、MLFと茨城県との定期協議があった。どの会議も原科研の敷地内で行われたのだが、それぞれの会議の間の時間が微妙に空いていたので東海1号館との間を行ったり来たりしていた。

2010/10/14

ソフトマターグループ

午前中はディビジョン長会議に出席し、午後はソフトマターグループのミーティングを行った。今回はBL16の今後についての相談と、S包くんのSANS-U実験結果について。N尾くんにも参加してもらって、充実した議論ができた。そして終了後にみんなでつくばの僕の家に移動して、N尾くんの送別会を行った。

2010/10/13

論文投稿

今日はH田くんと書いていた論文を仕上げて投稿まで済ませた。この論文はH田くんが大学院生時代にやっていた仕事を元にしていて、PFの実験結果も入っているのだが、これまでどうやってまとめるかと言う方向性が定まらずお蔵入り寸前だった。そこで今回、9月にあった国際シンポジウムのproceedings paperにとりあえず出して、可能であればデータを加えて改めて書いてちゃんとした雑誌に出そう、と言う方針を立てた。原稿はH田くんが全部書いて僕は語句を直しただけなのだが、ちゃんと読んで見ると面白い論文としてまとまっている感じがする。早速週末のビームタイムで次の論文について相談しよう。

午後は科研費の申請書作り。研究目的のところまで書けたので、あとは研究方法と計画を書くだけだ。

2010/10/12

高圧セルのトラブル

朝早く3号炉に行ったら、ガイドの入口でN尾くんに会った。朝早くからいるな、と思ったらトラブル発生で叩き起こされて来ていたらしい。ちょうど僕が家を出た頃に高圧セルが壊れて大変なことになっていた、とのこと。実際中に入ってみたら、なかなか凄いことになっていた。その後処理で10時ぐらいまでかかって、昼過ぎの連絡バスでつくばへ。MLFコア会議にTVで出席し、続いて物構研シンポの実行委員会に出た。

2010/10/11

自宅勤務

昨日、外出したところ発熱した時に感じるような症状が出たのでまずいと思ったのだが、途中で帰るわけにもいかずそのまま行って帰ってきた。もともと今日はSANS-Uの実験に行く予定だったのだが、体調が悪化してもいけないと思って自宅勤務にした。そして罪滅ぼし?に中性子科学会の予稿原稿を書き、H田君の論文原稿に手を入れて送った。ただ、昨日の移動中にひたすら寝ていたのが良かったのか体調は回復。明日は通常勤務ができそうだ。

2010/10/09

SANS-U

昼から東海に行き3号炉へ。SANS-Uでの実験に合流して、他の2人と相談しながら進めた。午後はしばらく時間が空いたので、東海1号館に行って自分の仕事をする。その後SANS-Uに戻り、サンプルチェンジャーから圧力セルへの乗せ換え等していたら10時ごろになった。

2010/10/08

ANSTO

午前中はANSTO(Australian Nuclear Science and Technology Organization)と物構研との協定についての打ち合わせがあったので同席し、J-PARCの中性子についての説明をした。ANSTOには中性子の施設(OPAL)と放射光の施設(AS)があるのだが、ASの方は民間企業が経営しているため資金の点でも運営の面でも問題山積だと聞いて驚いた。またOPALは海外のユーザが30%もいると言う話も印象的だった。

午後は東海でHRCの研究会と実験室に関する会議に出席した。またその後、SANS-Uに寄って帰る。

2010/10/07

東海の1日

午前中はJ-PARCのディビジョン長会議。続いてKEK東海キャンパスの昼食会に出席した。午後は中性子GL会議を開催し、夕方「中性子ミュオン構造物性セミナー」でN尾さんの話を聞いた。

2010/10/06

加速器共通運営会議

午前中は特に用事が入っていなかったので、科研費の申請書作りをした。昨年の申請書を元にして書いたのでそれほど時間はかからず形ができたので、あとは中身を詰めるだけだ。

午後は加速器共通の運営会議で、人事案件が山ほどあった。その合間を見て、明日の中性子GL会議の準備をしたりDattaさんから送ってきた論文原稿を読んだりしていた。あと、H田くんから来ていた論文原稿の直しにも取りかかったがこちらはさすがにタイムアップ。

2010/10/05

会議×4

午前中は所長懇談会。以前は物構研教授会と言うのがあってそこで色々な報告や決定がなされていたのだが、昨年度から各研究系の代表者による「責任者会議」で研究所の方針を議論することになった。しかしながらそれだけでは構成員全体の意見を所長に届ける場がないので、この「懇談会」が不定期で開かれることになった。今回は今年度の2回目で、僕は中性子の現状について報告した。

午後は物構研運営会議。その後、KEK全体の色々な計画についての打ち合わせがあり、最後に構造物性センターのPL会議があった。その間に機構長から「科研費の申請を出すように」と言う念押しのメールが来たのだが、これだけ会議が続くと申請書を書く暇がない。明日はある程度は時間があるのだが、共同研究者から論文原稿が2本とどいているのでそちらを優先せざるをえないだろう。

2010/10/04

つくば→東海

午前中はつくばで物構研責任者会議。終わった後東海に移動して、K社のA田さんをJ-PARCに案内した。そしてJ-PARCのMLF/Users Office/業務Dの合同ミーティングに出席して今日のdutyを終えた。

2010/10/01

MLFの会議

午前中はMLF会議。午後はMLF戦略策定会議。その合間にはF先生との打ち合わせがあった。因みに今日からiNSEのビームタイムの予定だったのだが、velocity selectorの不調でキャンセルになった。

2010/09/30

つくばソフトマターセミナー

今日は朝9時からMLFシンポの実行委員会があったので、早くにつくばを出て東海に行った。その会議が終わった後すぐにディビジョン長会議に行き、終了後につくばに戻る。NISTから招聘したN尾くんが来ていたので、筑波大へ連れて行って「つくばソフトマターセミナー」で話してもらった。小さめの会場だったのだが席が一杯になるほどの盛況で、セミナーもその後の懇親会も盛り上がった。

2010/09/29

随時受け付け課題

午前中は東海でソフトマターグループのミーティング。Y田くんの研究の現状報告と、BL16のS型課題の継続申請についての打ち合わせをした。また午後はJ-PARCの随時受け付け課題についての打ち合わせを行った。因みにこの随時受け付け課題はやることは決めていたものの、手続きをどうするかは決まっていなかった。企業のユーザにとってはどうしてもやって欲しいことらしいので、今日は茨城県のHさんを交えて議論してスタートの仕方についての方針を決めた。

2010/09/28

科研費申請準備

今日も振替休日だったので一日つくば。東海で「MLFコア会議」があったのだが、TV会議で参加した。

そろそろ科研費の申請書を書かなければならないので、今日はその準備に時間を使った。まずは先週聞いた「揺らぎ」の新学術領域の公募研究に出すための準備として、上岡先生の論文をいくつか読んだ。また基盤研究の方も考えようと、まず昨年の申請書を改めて見てみた。公開された評価は必ずしも悪くはなかったのだが、やはり新しい発見があったからその要因を明らかにする、と言うだけではインパクトに欠けるのも確かだ。内容は悪くないと思うので、もう少し新しい事を狙うような内容で考えてみよう。

ところでこれまで申請書は学術システム研究センターの活動の一環として公開されている「科研費LaTeX」を使っていたので、今年もいつものようにテンプレートをダウンロードしてみた。この申請書はいつも「象の卵を探す」と言う架空の研究テーマをでっち上げて(?)書いてあるのだが、今年はその内容がアップグレードされていたのには驚いた。製作者の「遊び心」でさえ改善されているのだから、僕の本気の申請書も質の高いものを書かなければなるまい。

2010/09/27

平和中島財団報告書

今日は予定されていた東海での会議がキャンセルになったので、振替休日扱いにして1日つくばで仕事をしていた。そして昨年度もらっていた(そして3ヶ月延長していた)「平和中島財団」の報告書を仕上げた。

2010/09/24

領域9領域12合同シンポジウム

今日は午後から領域9と領域12の合同シンポジウムで講演することになっていたので、午前中はネットの繋がる部屋にいて他の仕事をしつつ準備をしていた。

昼休みは領域12のインフォーマルミーティングに参加し、開始時刻ぎりぎりにシンポジウム会場へ。今回のテーマは「準安定結晶相の核形成」と言うことでほとんどは結晶成長の話なのだが、そこでH田くんのD論の内容であるリン脂質の構造形成について話した。結晶とは関係の無い内容なので興味を持ってもらえるかどうか心配だったのだが、溶媒の蒸発速度の違いに応じてスピノーダル分解的な振舞いと核形成成長の振舞いが見えた、と言うところはなかなかウケがよかったようだ。このシンポジウムでは、この他に京大の地鉱のK村先生や東北大にいるK田さん、富山大のI田さん等多くの人に久々に会えて良かった。

夕方は構造物性グループのインフォーマルミーティングに出席。参加者が多く、しかも若手の比率が高かったのには驚いた。

2010/09/23

ハイブリッドリポソーム

今日から物理学会秋季大会。午前中の前半のセッションは、久々に物理教育のセッションに行ってみた。ここで高専の先生が昨年のアジアサイエンスキャンプの紹介をしていたのでどういう話をするのか気になったのだが、内容の紹介に終始してあまり深い突っ込みがなかったのが残念だった。

午後はシンポジウム「揺らぎが決める生体分子の構造形成と機能発現」を聞きに行った。これは京大の寺嶋さんが代表の新学術領域の関係者によるものでタンパク質の揺らぎの話がメインだったのだが、その中で崇城大の上岡先生の話には驚いた。何と、DMPCと界面活性剤を混合して作ったリポソームを身体の中に送り込むと、ガン細胞のアポトーシスを引き起こすことができると言うのである。これまで合成脂質で作ったベシクルの中に薬剤を入れて輸送する、と言う話は良く聞いていたのだが、中身が入っていないリポソームがガン治療の役に立つと言う話には心底びっくりだった。

2010/09/22

幕張から大阪へ

今日はNCSS2010の最終日だったので、午前中から幕張メッセへ。banquetには出席せずに夕方幕張を出て、明日からの物理学会に備えて大阪に移動した。

2010/09/21

責任者会議と国際会議

今日の午前中は物構研責任者会議のためKEKへ。午後は国際会議出席のため幕張メッセに行ってきた。

2010/09/20

NCSS2010

今日は"International Conference on Nanoscopic Colloid and Surface Science"(NCSS2010)に出席するため幕張メッセまで行った。この会議は日本化学会の中の「コロイドおよび界面化学部会」が創立35周年を記念して開いたもの。化学会の中の部会とは言え毎年4〜500人集まるものだけに、この国際会議も非常に盛会だった。今日の午前中は主に記念講演等が行われ、午後は3つの会場に別れてパラレルセッションだったが、どの講演も時間が非常に短く、とても忙しい雰囲気だった。

2010/09/17

つくば→東海

午前中はつくばキャンパスへ行って、来週の国際会議のポスターを作って印刷した。そして昼前に東海に移動して、研究業務報告書に基づく面談。続けて9人とやってさすがに少々疲れた。その後NISTの課題審査を済ませて今週の仕事は終了。

2010/09/16

東海→つくば

午前中はJ-PARCのディビジョン長会議。毎週やっているからか、相変わらず内容が薄い。その後KEK東海キャンパスの昼食会。それが終わるか終わらないかのうちにヘンデル棟へ移動し、MLFシンポのプログラム委員会を主催した。これを30分ぐらいで終わらせて東海1号館に戻り、茨城県のK渕さんと会って話をする。そしてつくばに戻って科研費申請に関する打ち合わせをした。

2010/09/15

会議ばかりの日

午前中は中性子ミュオンの教授会。午後は総研大の教授会があり、続いて中性子GL会議を行った。途中でちょっとだけ時間を作って国際会議のポスター準備をしたが、会議ばかりの一日だった。

2010/09/14

続・論文修正

今日も特に重要な仕事のない日だったので、論文の修正に邁進した。特に力を入れたのはLifshitz Pointの件。ちゃんと書くためにはこれまでの研究を理解しなければならないので、片っ端から文献を読んだ。おかげである程度の方針が立って修正作業に入れたのだが、時間的な問題で途中で終了。何としても明日、明後日ぐらいで時間を見つけて決着させたいところだ。

昼休みは機構内の「ミニサッカー大会」に物構研チームの一員として出場した。人数がぎりぎりだったためフル出場しなければならなかったのだが、昨年ほどしんどくなかった。これはおそらく、日々のトレーニングの成果なのではないだろうか?

2010/09/13

論文修正

今日と明日は休日出勤した分(たぶんJ-PARCの施設公開とKEKの一般公開)の振替休日。東海に行かなくて良いだけでなく珍しく会議も何も入っていないので、つくばキャンパスのオフィスで1日ゆっくりできた。特に懸案のSoft Matterの論文の修正に向けて、まずは文献のサーベイ。関係論文を改めてざっと目を通して、修正の方針を固めた。そして夕方からいよいよ書き直しにとりかかり、とりあえずは共著者から来ていたコメントを元に修正した。

昼休みには久々にテニスコートへ。多少涼しくなったかと思えばさにあらずで、立っているだけで暑く「省エネテニス」に終始した。

2010/09/10

MLFの会議

午前中はMLF戦略会議。今日は基盤セクションの現状についての報告を聞き、ビームタイム中のシフトについての話題が中心だった。実はもっと重要かつ重大な話が出るのかと思って身構えて行ったのだが空振りだった。

午後はMLFの利用促進チームの会議。来年度上期に向けての課題公募のプロセスについて議論して概要を決めた。

2010/09/09

台風一過

台風一過で天気が良く、しかも気温も下がって過ごしやすい一日となった。

午前中は東海でJ-PARCのディビジョン長会議。午後は放射線取り扱い者の再教育訓練があった。そして6時から理事を交えた打ち合わせをする、と言うことで大急ぎでつくばに戻った。

2010/09/08

恵みの雨

台風接近で今日は久々の雨。午前中は物構研責任者会議、夕方からCMRCのグループリーダー会議があった。

2010/09/07

面談

今日はつくばでの一日で、午前中はメールのやり取りなどオフィスの仕事をした。また11時半から研究業務報告書に基づいて所長との面談をした。

昼休みに久々にサッカーのグラウンドに行ったらむくむくとやりたくなって、部屋に戻って着替えしてきて10分か15分ぐらいプレーした。その後「MLFコア会議」にTV会議で出席。あちらの映像が映らなかったため、イマイチ締まらない会議だった。

3時からは今度はこちらが面談する立場となってM藤さんと会った。そして4時から総研大の会議があって今日の主な仕事は終了。

2010/09/06

MLFシンポ組織委員会とミーティング

午前中はヘンデル棟でMLFシンポの組織委員会。1月に行う予定の第2回めのシンポジウムについて議論した。午後はKENSソフトマターグループのミーティングをした。

2010/09/05

KEK一般公開

今日は年に一度のKEK一般公開の日。と言うことで、朝から出勤してPF研究棟で中性子の説明と「ポケット分光器」の説明をしていた。また休憩時間に総研大の質問コーナーに行って、1人だけ学生の相手をした。PFではいつもの年以上に人が来ている感じで、狭い部屋に大勢の人が入って冷房が効かず大変だった。ただ、その分たくさんの人に中性子の説明ができたのは良かった。

2010/09/04

放射光学会プログラム委員会

今日は放射光学会の2回目のプログラム委員会がつくばエポカルで行われた。1月に行われる放射光の合同シンポジウムがエポカルで行われるので、まずは会場の下見をしてから企画公演についての議論をした。

2010/09/03

続・ERATO & CREST Joint Symposium

今日は"ERATO & CREST Joint Symposium"の最終日。僕は午後1番で発表だったので、午前中は他の人の話を聞きながらちょこちょこと直していた。

午後はいよいよ発表だったのだが、H田くんが筆頭著者の昨年のPREの内容がメインだった。この話を英語でするのは初めてだったので少々気を使ったのだが、特に問題なく話をすることが出来た。またいくつか質問やコメントがあったのだが、特に京大工のT中さんからのコメントは非常に参考になった。

ポスターセッションは本当は「ポスター賞」の審査をしなければならなかったのだが、それよりもH田先生との議論を優先させてもらった。これはそもそも11月の公開講座のためのネタ集めが目的だったのだが、それだけではなく色々と貴重な情報が得られて良かった。

2010/09/02

ERATO & CREST Joint Symposium

今日からSPring-8でシンポジウム"Future Trend in Softmaterial Research with Advanced Light Source"に参加している。この会議はT原ERATOとS井CRESTが共同で主催するもので、小角散乱を主な実験手法とする人が集まって議論する、と言うのが目的である。国内の主な小角散乱研究者だけでなく、Cyrus SafinyaやMoonhor Reeら外国人の大物も来ていてなかなか充実した会議だ。どの話も面白かったのだが、特に台湾・清華大学のHsin Lung Chenさんの話が面白かった。デンドリマーとDNAのcomplexを作ると言う話で冬に行われた「日台」でも聞いていたはずなのだが、あの時には何も思わなかったのになぜだろう?

2010/09/01

総研大入試

今日は総研大の入試があり、2人を面接した。そしてその後SPring-8での国際会議出席のため移動した。

2010/08/31

通夜

今日は午後に「MLFコア会議」があったのだがTVで参加。それ以外の時間はフリーだったので、久々に共同研究者からの論文原稿などを見て返事を送った。またS包くんのSoft Matterの論文原稿の修正などをした。

夕方は昨日の早朝に亡くなったM沢先生の通夜に行ってきた。M沢先生は元々KEKで仕事をしていて、その後新潟大に移って定年まで勤めていた。そして数年前につくばに戻り、NEDOプロジェクトに参加してKEKに通いつつ研究活動を続けてきた。ところが昨年から病気の状態が悪くなり、闘病生活を続けてきたものの昨日ついに力尽きた、ということだったようだ。M沢先生は誰もが認める人格者で、どの人に対しても慈愛に満ちた眼差しで見つめている、と言う感じの方だった。家族に対しても同様だったようで、数日前にパソコンに残していた、と言う辞世の句の中では「仕事もし、3人の子供を育て、孫の顔も見た。もう悔いは無い」と言う趣旨のことを綴っていた。ところだがその一方で、奥さんと余生をのんびり過ごすことができなかったことが残念だ、と言うことも書いていた。享年67歳。早すぎる死だった、と言わざるを得ない。

2010/08/30

化学会関東支部大会

今日は化学会の関東支部大会のため朝から筑波大に行った。午前中はS藤さんが世話人の「複雑液体の構造とダイナミクス」と言うセッションで講演。その後ガラスに関する講演を聞いたのだがなかなか面白かった。また昼はM崎さんのリードで近所の中華料理屋へ行って、他の講師や世話人と一緒に食事をした。

午後はいくつか講演を聞いたのだが、化学の話は物理屋にとってはエキゾチックだな、と改めて感じた。

2010/08/28

J-PARC施設公開

今日は年に一度のJ-PARCの施設公開の日。今年からMLFの副D長になった、と言う事情もあって、対応のために出勤した。

最初からいるべき人は8時に配置につけ、と言うことだったのだが、そんな早くに行っても暇なだけだろうと思って9時ごろ東海へ。クルマで構内に入れなくなっていたので、見学者と一緒のバスに乗って中に入った。MLFの説明要員の仕事をしたのだが、午前中はあまり人が来なくて全体的にヒマ。午後はそれなりに来たのだがそれほど多くはなく、Y田くんと適当に交代しながらこなすことができた。

2010/08/27

レフェリーコメント

午前中は東海に行って、久々にJ-PARCディビジョン長会議に出席した。

その後いくつか雑用をしつつ、"Soft Matter"に出した論文へのレフェリーコメントの対策を考えた。S包くんと議論しながら進めたのだが、ほとんどの部分は対処できそうだが1つだけ困ったところがある。データ解析に使ったモデルが不十分なのでは無いか、と言う指摘なのだが、それは実は最初から分かっていたこと。他にモデルがないから仕方なく使っていたわけで、解決するためには新しい理論を作らなければならない。それがそう簡単なことでは無い以上、何とか許してもらうしかない。

2010/08/26

物性研の国際会議

今日は朝から物性研に行って、国際会議"ISSP International Workshop on Soft Matter Physics"に出席した。この会議は2週間前に5日間、今週5日間の合わせて10日間の日程で行われているのだが、いろいろあって今日だけの出席となった。午前中は理論の話ばかりで良く分からないことが多かったのだが、午後はいろいろと面白い話が聞けて良かった。

2010/08/25

A財団研究助成

今日は8:10つくば発の連絡バスで東海へ。午前中はJ-PARC/MLFと業務ディビジョン、ユーザーズオフィスの会議があって出席した。また午後は「MLF戦略会議」に出てKENSの現状と今後について報告した。

ところでだいぶ前からiCalに「A財団申請8/27〆切」と言うのがあって気にしていたのだが、そろそろやらないとまずいかなと思って真面目に調べてみた。そしたら自分で申請書を出せばいいというものではなく、所属機関を通して出さなければならないと言うことが(今更だが)分かった。研究協力課の〆切は1週間前に終わっているのでダメかな、と思ったのだが、念のため確認したところ今日中なら何とかなるとのこと。と言うことで、急きょ申請書の準備をすることにした。上記の会議の空き時間と移動時間に申請書を書いて、ようやくでき上がったのが6時過ぎ。それから研究協力課に送ってチェックしてもらって、何とか提出できた。申請内容は(やっつけ仕事にしては)悪くないと思うのだが、しかしもし採択されれば「運が良かった」と言わざるをえないであろう。

2010/08/24

東海

朝、つくばに出勤して少し仕事をした後クルマを車検に出して東海に向かった。代車を借りて行ったのだが、ETCが付いていなかったのでいつもの東海PAから出入りすることができず、ひたちなかIC経由の移動となった。

午前中はS谷さんとの打ち合わせ。午後は東海キャンパスの実験室に関する会議があって、すぐにヘンデルに行ってMLFコア会議に出席。すぐにつくばに戻って、サマーチャレンジの懇親会に行った。

2010/08/23

責任者会議とCMRC会議

久々のKEK出勤と言うことで、午前中は溜まっていた雑用をこなした。

午後はまず物構研責任者会議。その後CMRCのプロジェクトリーダー会議があった。

2010/08/21

サマーチャレンジ

今日からKEKの「サマーチャレンジ」が始まった。これは主に大学3年生を対象にしていて、KEKでやっている色々な実験(とその基礎)を体験して今後の糧にしてもらおう、と言うのが目的だ。昨年までは素粒子原子核だけでやっていたのだが、今年から物質科学も行うことになったのである。今日は初日ということでまずは益川先生の特別講演があり、その後各分野の講師による基礎的な講義があった。僕はその中で「中性子利用研究の基礎」と言うタイトルで1時間弱話をしたのだが、学生の反応も良くまずまずだったのではないだろうか?

2010/08/20

特定領域国際会議

特定領域「ソフトマター物理」の国際会議は今日でおしまい。いろいろな話を聞き、多くの人と議論ができて実りは大きかった。

ところでこの特定領域は今年度で終わりということになる。僕はO貫先生の班の一員に加えてもらって良い成果を挙げることができたのだが、そう言うつながりが今年度で終わると言うのは残念だ。ただ、グループが固定化してしまうのは良くないので、いったん区切りをつけるのは良いことだとも言えるだろう。ここでできた研究の「芽」をどう大きく育てるか。仲間内だけの協力にとどまらずどのように発展させて行くのか。我々特定領域に関わった研究者全員に課せられた課題だ、と言えるのではないだろうか。

2010/08/17

特定領域の国際会議

今日から科研費特定領域「ソフトマター物理」の国際会議が始まった。2年前の会議では組織委員を務めたのだが今回は無し。発表の申し込みもせず参加だけで来たので気楽なものだ。と言うことで一日講演を聞き、適宜いろいろな人と議論を楽しんだ。

因みに講演の中で一番面白かったのは、名工大のO本さんの話だった。内容は以前から聞いてはいたのだが、ブロック共重合体に相溶性の違う2種類の溶媒を加えてミクロ相分離を促進する、と言う話は良く分かった。また議論では京大のN田さんや首都大のK端さんとじっくり話をした。また山形大のK田さんからはオニオン相に関する興味深いアイディアを教えてもらうなど、充実した一日だった。

2010/08/16

移動日

今日は明日からの国際会議に向けての移動日。昼過ぎにつくばを出て夕方奈良に着いた。

ところで先週末は短い夏休みを取っていたのだが、その間にSoft Matterに投稿した論文のレフェリーコメントが来ていた。1人はminor revisionだったのだが、もう1人は臨界現象の専門家らしく結構厳しいコメントだった。どう直すかは本来なら1st authorがまず考えるべきなのだが、これではとても手が出ないだろう。

2010/08/12

施設利用委員会

今日は午後から「施設利用委員会」のためJAEA東京事務所に行った。これはMLFにとっては最も重要な会議で、この分野に関わる大物研究者が20人以上集まることになっている。忙しい委員が多いため定足数ぎりぎりしか集まらないことも多いのだが、今日は欠席者が3人だけと盛況で驚いた。

2010/08/11

中性子GL会議と国際推進室打ち合わせ

午前中は中性子GL会議。もともと夏休みに入る8月は止めとこう、と言う話があったのだが、念のため予定に入れていたと言うこの会議だったのだが、やってみるといろいろと話し合わなければならないことも多くて開催は意味のあるものだった。

午後から「国際推進室」に関する打ち合わせ。放射光のN尾さん、K田さんと3人だけの集まりだったのだが、結構有意義な話が出来た。

2010/08/10

東海キャンパス全体会議

今日はもともと東海には行かない予定だったのだが、メールでの連絡で「全体会議」があるということで連絡バスで行った。お盆前ということもあって参加者は少なく、しかも議論の内容はわりと瑣末なことばかり。役目上必要だろうと思って行ったのだが、果たして意味があったかどうか微妙だ。

昼過ぎのバスでつくばに戻り、夕方物構研責任者会議に出て1日が終わった。

2010/08/09

デコミ

午前中はJ-PARCの放射性廃棄物処理に関する委員会があった。建設がほぼ終了し「利用モード」に入ったJ-PARCだが、何十年か過ぎたらもう使わない、と言う時(デコミッショニング:略してデコミ)が必ず来る。その時には当然廃棄物処理等の問題が出てくるわけだが、強力な放射線を作る装置ゆえ至る所に高レベルの放射性廃棄物が残るわけだ。しかも通常の核反応とは違うことをするので、普通には存在しないような同位体が出てくる可能性もある。放射性廃棄物の定義は法律で決まるので将来は変わる可能性があり、また廃棄物処理の技術も変わるので今から考えておいても仕方がない、と言う側面もあるのだが、それにしても何かは考えておかないと無責任だ。ということで、とりあえずは「考えることをスタートする」と言うスタンスで委員会が始まったというわけだ。

会議終了後は明後日のグループリーダー会議の準備をして、つくばに戻った。

2010/08/06

利用促進チームとMLFシンポ

午前中は「利用促進チーム」のミーティングで、来週の施設利用委員会に向けての打ち合わせをした。午後はMLFシンポジウムの準備委員会。プログラム委員長にさせられてしまった。

2010/08/05

ミュオン部会

今日はMLF課題審査のミュオン部会のため東京へ。午前中は分科会の委員として、午後は部会のオブザーバーとして一日つきあった。午前中はともかく午後は内職ができるかと思ってパソコンを持って行ったのだが、b-mobileを持って行くのを忘れたためネットに接続できず、結果的に会議に集中することができたかも?

2010/08/04

人間ドック

今日は人間ドックのため、午前中は病院へ。終了後の昼までと全部終わった後の夕方に研究室で仕事をしたが、一日休暇を取っていたためゆったりした日だった。

ところで人間ドックでは初めて胃カメラを飲んでみた。喉を麻酔するので大丈夫、と言う話を信じてチャレンジしたのだが、案に相違して検査中ずっと吐き気の反射に苦しめられた。結果的に何も問題なかったので良かったのだが、来年以降はまたバリウムにしておこう。

2010/08/03

公開講座に向けて

今日は朝から東海へ。午前中はMLFパンフレットの作り直しに向けての打ち合わせをして、午後はデスクワークをした。

ところで11月にKEKの公開講座で話をすることになっているのだが、そのアブストラクト提出の締め切りが迫っている。実行委員会で考えている全体のタイトルは「美肌から宇宙まで」だそうで、僕はいわば「美肌担当」と言うことになる。自分で皮膚の研究をやったことはないのだが、八田先生の話は知っているのでそれを交えてソフトマターの話をすれば良いか、と思って「お肌と洗剤とコンニャクと〜『やわらかいもの』を科学する」と言うタイトルにした。そしてその筋でアブストラクトを書いて、ターゲットとされる女性の意見を聞いてみよう、と思って事務室の人たちに見てもらった。その結果は、全然ダメ。「お肌はどうなるのか」というところが、分からなかったらしい。そこでまた書き換えることにしたのがだが、ただあまり全面的に「お肌」にしてしまうと、全く趣旨の違う話になってしまう。どうしたら美肌になるか、なんて話をできるわけがないし... さて、困った。

2010/07/30

つくば×1+東海×3

午前中はつくばで物構研責任者会議。終了後に東海に移動して、中性子利用セクション会議にちょっとだけ顔を出す。その後MLF戦略会議があり、最後にソフトマターグループのミーティングを行った。

2010/07/29

中性子科学会評議員会

昨日に続いてTXを使っての出張で、今日は上野のJAEA計算センターで開かれた中性子科学会評議員会に出席した。

2010/07/28

中性子科学研究施設運営委員会

今日の午後は、物性研中性子科学研究施設の運営委員会のために柏に出張した。

2010/07/27

NML教授会と東海キャンパス実験室整備WG

午前中は中性子ミュオン(NML)の教授会。午後は東海キャンパス実験室整備WG。合間にいろいろなメールを読んだり書いたりして1日が終わった。

2010/07/23

中性子課題審査部会

J-PARC/MLFの中性子の課題審査部会のため、午前中からKEKの東京事務所に行った。最初に準備でバタバタし、どの課題を採択するかでまたバタバタしたのだが、委員の協力のおかげで何とか長引かずに終わることができた。J-PARC/MLFの課題審査はまだ数回しか行っていないため試行錯誤の部分が多く、全体のプロセスがまだ確立していない。その上今回は僕自身が初めて関わったため、良く分からないところで進めた事が混乱の原因になっていたように思う。次回は半年後だが、もっとスムーズに進めたいものだ。

2010/07/22

ディビジョン長会議と物構研運営会議

午前中は東海へ行き、J-PARCのディビジョン長会議に出席。終了後つくばにとんぼ返りして、物構研運営会議に出た。またその後所長室で今後のことについて打ち合わせをした。

2010/07/21

会議×3

今日も会議が3つ。午前中は「共用法検討ワーキンググループ会議」と言うもので、共用促進法が動き出したときにどのような体制で進めるか、を議論した。午後はまずは「加速器共通基盤施設」の運営会議。その後構造物性センターのグループリーダー会議があった。

2010/07/20

J-PARC調整会議

午前中は物構研責任者会議、午後はJ-PARC調整会議があった。

KEKとJAEAの共同プロジェクトであるJ-PARCでは、定期的に両者の調整のための会議を行っている。そのための最も公的なものがそれぞれのトップが出る「J-PARC運営会議」なのだが、今日はKEK側におけるそのための準備会議、と言う位置づけだった。中性子からも何か話せ、と言うことだったが何を言うべきか分からなかったので、先週東海キャンパス長のKさんに相談したところ「建前はいいから本音を話せ」と言うことだった。なので今日は私見を交えて(と言うかほとんどが私見で)かなりアグレッシブなことを話したのだが、この内容はそれなりに上層部に響いたように思える。僕が思うに問題点そのものよりも解決策が見えないことが問題だと思うのだが、それ以前にまずは機構長に情報を伝えることが重要なのだろう。そう言う意味で、今回の機会は貴重なものだったといえるだろう。

2010/07/16

MLF全体報告会

今日はJ-PARC/MLFの全体報告会があった。MLF各セクションの現状報告も良かったのだが、それ以上に面白かったのが加速器からの報告。特にJ-PARCの第2ターゲットステーションに関するラフな見積もりは、初めて聞いたことだったこともあって新鮮だった。

2010/07/15

人事委員会

今日は技術職員の人事委員会があってほぼ一日拘束された。

2010/07/14

会議×3

午前中は月一の中性子GL会議を主催した。KENS-REPORTの議論やSACの議論などややこしい話題もあったのだが、意外にも11時半には終わった。

その後、東海に移動してMLFの利用推進チーム会議を主催。続いて「MLF戦略会議」に出席した。

2010/07/09

ISMC2010最終日

ISMC2010もいよいよ昨日が最終日。噂によると800人ぐらいの参加者がいたらしいのだが、帰ってしまったのか観光に行ったのか最後はたぶん200人ぐらいしかいなかったのではないだろうか。今回も何人もの人と旧交を暖めたり新しく知りあったりして議論や交流を楽しんだのだが、別れの時と言うのはいつでも物寂しい。因みに次回は3年後にローマで行われる、とのこと。またinviteしてもらえるよう、研究を頑張ろう。

ところで会議自体は4時半頃終了したのだが、Conference Banquetはその後に行われた。バスに乗って郊外のレストランに移動し、庭で喉を湿らせてから着席してコース料理を食べ、フラメンコを見る、と言う豪華なものだったのだが、集合時間が夜の9時。料理を食べ始めたのは11時ぐらいで、フラメンコを踊り出した時は12時ぐらいになっていた。12時半ごろからぼちぼち帰りのバスが出発し始めたので早々に帰ってきたのだが、ホテルに戻ったのは1時過ぎ。眠気と満腹感でへろへろだった。

2010/07/08

ISMC2010第3日

昨日はISMCの3日目。今日はscientific programよりも夕方予定されているreceptionがどうなるか、が参加者の話題の中心だった。もともとreceptionは9時からどこか別の場所で行われる予定になっていたのだが、ちょうどその30分前からW杯の準決勝がある。スペイン対ドイツなので、組織委員たち自身が試合を観たいはず。なのできっとreception中に試合の中継を見せるのではないかと思っていたら、案の定昼過ぎになって「8時半開始、放映あり」とのアナウンスがあった。

会場に行ってみると、確かに30インチぐらいの液晶テレビが置いてあって試合が放映されている。小さくて全員が見れるとはとても言えない状態なのだが、前の方に行って地面に座って見ればじっくりと観戦でした。試合の結果はスペインの勝利だったので、スペイン人は大喜びだったのだが、ただ敗れた方のドイツ人たちがしょんぼりしているのがむしろ印象的だった。

2010/07/07

ISMC2010第2日

ISMC2日目の昨日は、SafranがPlenaryで話した。内容はlipid raftのようなナノドメインがどのようにできるか、と言うテーマで、2本の炭化水素鎖のうち一方が飽和、もう一方が不飽和のリン脂質があればline tensionを下げてドメインサイズが有限でとどまるであろう、と言う話だった。アイディアは分かるし理論的にも分かりやすいのだが、ただ問題は本当にそのような現象が実験的に見れるのか、と言うこと。実験に言及したスライドも1枚だけ用意してあったようなのだが、時間が無くてちらっとしか見れなかったのが残念。

2010/07/06

ISMC2010

昨日からISMC2010(International Soft Matter Conference 2010)が始まった。2007年にAachenで第1回目が行われたのに続いて今回が2回目で、場所はスペインのGranadaである。前回と同様に今回も参加者が非常に多く、ヨーロッパにおけるこの分野の厚みを感じさせる。

私は今回はinvited speakerとしての参加で、早速昨日の午後に講演の機会があった。話したのはS包くんの研究内容で、Glatterほか何人かの聴衆から「面白かった」と言ってもらえた。ただ、全体のスケジュールがタイトだった上に僕の発表も時間ぎりぎりで、最後の議論の部分で焦ってしまって間違った受け答えをしてしまったのが残念。別に全体の進行の事は気にせずに、用意したプレゼンテーションファイルを見せて正しい答えをすれば良かった。また、今回は自分のコンピューターを繋ぐことができず予め用意したファイルを渡してプレゼンをしたのだが、心配していた通りいくつか文字化けがあった。2バイト文字が入っていると文字化けすることは予想されたのでギリシア文字をSymbolに直しておいたのだが、それでも駄目だったのはMacとWindowsのキャラクターの扱い方の違いなのだろうか。念のため、ファイルをWindowsマシンで開いてみてチェックしておくべきだった。

2010/07/01

実験装置部会

午前中はKEKへ行って、海外出張前の最後の準備をした。午後はJAEA東京事務所で行われたJ-PARCの中性子実験装置部会に行って出席する。今回は2つの装置提案があったのだが、そのうち1つはいろいろ問題があって議論が白熱した。

2010/06/30

論文投稿

午前中はPF、午後は加速器の会議。その合間にSoft Matterへの論文投稿を済ませた。今回の論文は1st authorはS包くんなのだが、原稿は最初から(途中で助けてもらったが)最後まで僕が書いた。いろいろと忙しい中の合間を縫って、しかも締め切りに追われてのもので十分に検討した上での論文原稿ではなかったのだが、それでも論文書きの仕事自体は充実していて楽しめた。

2010/06/29

東海キャンパス実験室整備WG

午前中つくばでちょっと仕事をして、昼前に東海に向けて出発。午後はまず、ソフトマターグループのミーティングを開いて、主に夏休み中のそれぞれの予定について打ち合わせした。その後、東海キャンパスの実験室整備WG。ここは建物と部屋は沢山あるものの、どれもNTTが10年ほど前に使い終わった後放置されていたためそのままでは使えない。KEKはお金が無いため今のところ何ともならないが、将来何らかのお金ができたときに備えて検討だけしておく、ということなのだそうな。

2010/06/28

論文完成&AOCNS

午前中は"Soft Matter"に投稿する論文を仕上げた。もともと6月上旬には書き上げて共著者に送るつもりだったのだが、なかなか時間がとれずに締め切りぎりぎりになってしまった。まだまだ問題はあるだろうが、取りあえず投稿してレフェリーコメントが来てから考えよう。

午後は中性子科学会の会議で新橋へ。アジア・オセアニア地区の中性子散乱の国際会議"1st AOCNS"の開催に向けての議論をした。

2010/06/25

PF-PACと中性子PAC

午前中はPF-PACの全体会議だったのだが、中性子PACの準備を優先して最後の30分だけ出席した。午後はその中性子PAC。今回は課題審査はないのですぐに済むかと思えばさにあらず。S型課題の継続申請とKENS-REPORTの関係等について紛糾して、3時間半もかかってしまった。

2010/06/24

PF-PAC

午前中は雑用いろいろ。午後はPF-PACの分科会があった。今回のPF-PACはPohang Light Sourceとの協定に基づいて韓国からの課題申請が沢山あったのだが、その取り扱いをどうするかが良く分からなかったこともあっていつもよりも時間がかかった。

2010/06/23

物構研の会議

午前中は物構研責任者会議。午後は構造物性センターの会議に出席した。

2010/06/22

日米協力中性子散乱委員会

昨日、今日は「日米協力中性子散乱委員会」のため東京に行ってきた。場所は新橋のJAEA東京事務所だったためつくばから通えないことも無かったのだが、夜はアメリカから来た委員のお相手をしなければならないので日曜から2泊、新橋駅近くに泊まった。

2010/06/19

放射光学会プログラム委員会

今日は放射光学会のプログラム委員会のため、東大まで行ってきた。これまで放射光はユーザとして長く利用してきたが、学会の年会に出たのは1度だけで運営に関わるのは初めて。このプログラム委員会も知っている人は何人かいたが、ほとんどは初めて会う人だった。会議は早めに終わったので東大キャンパスの中をぶらぶらしていたら、御殿下グラウンドでアメフトの試合(東大×成蹊大)をやっていたのでしばらく見ていた。

2010/06/16

中性子GL会議

午前中は中性子のグループリーダー会議。なるべく早く進めようと心掛けたのだが、それでもいろいろと話し合うことがあって12時半頃までかかった。午後は放射線取扱者の特別定期健康診断を受け、物構研シンポの打ち合わせに顔を出して忌引を取って帰る。

2010/06/15

SANS-UとMLFコア会議

朝、ちょっとだけつくばで仕事をしてから東海へ。自分の部屋でいろいろ仕事をして昼食を食べてから3号炉へ行く。今日からS包くんが実験なのでちょっとだけ顔を出して、J-PARC/MLFのコア会議に行った。

2010/06/14

会議と会議準備

午前中は放射光の会議に出席する。将来に関係する会議にアドバイスする立場で関わっているのだが、中性子のこの手の会議に比べて非常にしっかりとやっているな、と言う印象を受けた。

午後は論文書きのための下調べをしつつ、明後日のグループリーダー会議の準備をした。

2010/06/12

吉川研合宿

昨日から恒例の吉川研の合宿。昨年もその前も用事があって出れなくて、久々の出席だった。昨日は「中性子とソフトマター」と言うタイトルで講演し、今日は聞き役に徹した。また終わった後にS野くん、K畑さんと論文についての議論をした。

2010/06/10

東海→つくば

昨日は東海に泊まったので、今日は朝から東海1号館で仕事をする。そして10時からディビジョン長会議に出席し、1時半からMLFの利用促進の会議を主催した。そしてつくばに戻ってJAEAとの合同セミナーに出席した。

2010/06/09

実験終了

朝、ちょっとだけつくばキャンパスに寄ってから東海へ。反射率計での実験がどうなったか心配だったのだが、Y田くんらが何とか頑張って液面の測定を行っていた。今回はBL16としては初めてのチャレンジでいろいろ大変だったようだが、少なくとも問題点ははっきりしたので次につながると言えるだろう。

午後は「サマーチャレンジ」のテキストとなる文章を書いた。また夕方はCMRCの会議にSkypeで参加した。

2010/06/08

厳しすぎるルール

午前中は中性子ミュオンの教授会。主に、中性子の今年度の計画と現状について説明した。

午後はBL16に行って実験の進み具合を見たのだが、液体界面の測定はなかなか難しい。特にJ-PARCの「試料として用いる重水は実験室では常に密封しておかなければならない」と言うルールがあるため、工夫の余地が少ないのが問題だ。このルールは本来は重水に中性子を照射したときに生成するトリチウムを環境に放出しないためのものなのだが、ならば照射前は空気に晒しても問題はないはず。J-PARCには原子炉にもないような厳しい安全ルールが色々あって実験者はみんな閉口しているのだが、このルールも早急に何とかして欲しいものだ。

2010/06/07

ビームタイム×2

朝、早起きしてPFへ。BL-4Aで「元京大グループ」が実験しているので見に行ったのだが、ちょうどH田君の実験が終わるところだった。午前中は物構研責任者会議。終わった後に東海に移動してJ-PARCへ行く。BL-16での初めてのビームタイムで、最初だけ立ち会って後はS包君らに任せてつくばにとんぼ返り。PFでT仲さんらと論文の議論をした。

2010/06/04

論文書きなど

今日も休日勤務の振替休日だったので、つくばで一日を過ごす。いろいろ雑用を済ませた後で、共著者が書いた論文についてのコメントを送る。続いて夕方まで臨界現象に関する論文の原稿書きを進めた。

2010/06/03

昼食会

午前中はJ-PARCのディビジョン長会議。その後、KEK東海キャンパスの主要な人たちによる「昼食会」に初めて出席した。話し合った内容はさほど重要なものでは無かったのだが、加速器や素核研の人たちと交流するのは色々な意味で重要だ。

午後はソフトマターグループのミーティングをして、それ以外の時間は論文書きを進めた。

2010/06/02

出張手配と論文書き

今日もつくばの一日。午前中はスペイン出張のための手配をしたり、別の国際会議の参加申し込みなどをまとめて済ませた。その中で9月の高分子討論会での発表のお誘いが来ていたことを思い出して調べてみたら、何と申し込み期限が昨日の午後3時までだった。「9月の北海道」と言うことで楽しみにしていたのだが、残念!

午後は主に論文書き。S包君が解析した臨界現象のデータを論文用に整理して、原稿に挿入して文章を書く、と言う作業で大体半分ぐらいまでは行けたのではないだろうか。これからI口さんのデータを入れて、できれば今週中に一応の形にまで仕上げてしまいたいところだ。

ところで、昨日トラブルで進めることのできなかった出張申請のシステムだが、バグフィックスされてできるようになった、との連絡があった。何でも旅費を支出する費目の名前が長すぎてエラーが出た、ということだったらしいのだが、そんなことで止まるようなプログラムを作るとは、とてもプロがやっているとは思えない。

2010/06/01

出張申請のシステム

今日は休日出勤の振替日に指定されているので、東海に行っても通勤手当が出ない。と言うことで一日つくばキャンパスにいて、色々とデスクワークをした。まずは明後日が締め切りの論文のレフェリーをしたのだが、あまりにも低レベルの論文で「ひょっとしてこの雑誌はこんな論文でも載ることがあるのだろうか?」と疑問に思ったほど。良い論文のレフェリーをすると勉強になって得した気分になることもあるのだが、このレフェリーは拷問みたいなものだった。続いて、所長からKEK Annual Report 2009の物構研のまとめ部分の原稿の一部を早く送れ、と言う指示が来ていたので、K山さんと協力して仕上げた。そしてその勢いで施設ごとの報告書の担当分も作成して、まとめ役のY尾さんに送った。

ところで昨日から出張申請のシステムが動き出して、原則として教員本人が(事務の手を煩わせることなく)出張の手続きを進めることになっている。相変わらず秘書さんに任せる、と言う人もいるのだが、僕は「まずは主幹が率先垂範しよう」と思って来週の出張申請書を作成してみた。ところが、途中まで進んだところでエラーが出て登録できない。事務の人に聞いたところ「何度かやっているとうまくいくこともある」と言われたのでしつこく繰り返してやってみたのだが、結局うまくいかず諦めることになった。トラブルで入力できないのは僕だけの問題ではないらしく、特に事務の人たちはみんな頭を抱えていた。

因みにこの出張申請システムは本来今年度の初めから稼働するはずだったのが、2ヶ月延びて昨日からスタートしたのだ。その間に万全を期して準備をしていたのか、と思えばさにあらずで、おそらく納期に間に合わず延期を重ねて何とかスタートできた、と言うことなのに違いない。どこの業者が請け負っているのか知らないが、本当に困ったもんである。

2010/05/31

MLF利用促進グループ会合

今日は朝から東海へ。午前中はメールを読んだり書いたりの仕事をした。午後はMLF利用促進グループの集まりを主催して、2010B期の課題審査スケジュール等について確認した。また、PFの課題審査を済ませた。

2010/05/29

BL16対応

今日はY田くんが不在なので、BL16のユーザに対応するため東海に行った。ビームラインに行ってみたところ学生さんが1人でお留守番。測定が早く済みそうなので、先生と先輩は試料を作りに大学に戻ったらしい。と言うことで一応「頑張れ」と励ましておいて、オフィスに戻って論文を読んだりしていた。(因みに、このブログのタイトルを変えたのもそのとき。)

夕方もう一度ビームラインを見に行って、隣で実験中のK谷グループといろいろと話をした。

2010/05/28

リバプール

今日の午後、リバプール大学から4人の来客がありI田さんとともに対応した。この方々は副学長?等の大学の幹部で、いずれも物質科学の研究者。物構研を訪ねてきて、午前中は主にPhoton Factoryを、午後はJ-PARC/MLFを見学して回った。ミュオンのK野さんや中性子のO友さんら何人かの人に装置の説明をしてもらって助かった。

ところで今日の午前中はMLF会議だった。10時からと言うことで時間に合わせて行ったのだが、その前の会議がダラダラと続いていて実際に始まったのは10時半頃。その上、進行役を務めるはずのK藤さんが全く自覚が無くて進まない。(だいたい昨日のD長会議にも出ていなかったので、報告ができるはずもない。)見かねて僕が進行役を買って出て進めたのだが、途中で当のK藤さんもA井ディビジョン長もいなくなってしまった。出席した人はみな真面目に会議に集中し、報告も用意して来ているのに運営する側がこんな体たらくだとは、全く何をやっているのだろう。会議の定期開催と言う「形式」だけ整えて、本当にすべきことをおろそかにしていて組織がうまく動くわけがない、と思うのだが。まあ、2週間後も4週間後も金曜日はもっと大事な用事があるのでこの会議には出席できないので、当面はこれ以上イライラが溜まることも無さそうなのが不幸中の幸い、である。

2010/05/27

論文コメント

午前中はディビジョン長会議のため東海へ。出るのが義務だと思って毎週きっちりと出席しているのだが、今日はそもそもセンター長が不在だった上にMLFディビジョン長ももう1人の副ディビジョン長も不在だった。こっちは時間が無い中わざわざ東海まで出かけて出席しているのに、何だかバカバカしい気分になった。

昼過ぎのバスでつくばに戻ってきて、共著者が書いた論文を読んでコメントを送る。1つは投稿したのに対するレフリーコメントとそれに対する修正だったのですぐに済んだのだが、もう1つは書いている途中のものだったのでじっくり時間を使った。

2010/05/26

筑波大連携キックオフ

午前中はCMRCのグループリーダー会議。午後は筑波大でKEKとの連携の「キックオフシンポジウム」があった。これは今年、筑波大とKEKが研究と教育で連携して行うと言う協定を結んだので、そのスタートのセレモニー的なものとしての開催だった。初めに筑波大の学長とKEKの機構長が挨拶し、その後連携の核となる人が10人ほど話をした。私は例によってJ-PARCの中性子実験装置の現状について話したのだが、その他の講演の中で一番面白かったのはBNCT(ホウ素中性子捕捉療法)の話。ホウ素10を癌細胞に吸収させて、そこに中性子を当てると核崩壊によってアルファ線等が発生し、これが癌細胞を壊すと言う治療法で、脳腫瘍の治療などに絶大な効果を発揮する(しかも副作用が少ない)のだそうだ。ただ問題は、照射するための中性子源が国内には2ヶ所しかなく、しかもどちらも原子炉なので自由に運転が出来ないこと。病院などで治療を行う(特に保険適用にする)ためには、小型加速器による中性子の発生が必須なのだそうだ。我々がやっているような中性子散乱も世の中の役に立つと思っているのだが、BNCTは直接人の命を救うと言う意味で遥かに重要な事なのかも、と言う認識を持った。

2010/05/25

論文執筆

今日は珍しく会議などの予定がなかったので、論文執筆に取り組んだ。データは2年ほど前にORNLで取ったものが中心で、そろそろ賞味期限切れになりそうなのでS包くんには任せておけず書き始めた、と言う次第。どの図を使うかなどちゃんと決めていないので、書きながら考えよう。

ところで今日、Y田さんから反射率計を使ったデータで初めての論文の出版が決まった、との連絡を受けた。これはKENSの装置から出た初めてのscientific paperで、もしかしたらJ-PARCの中性子としても初めてかも。

2010/05/24

会議×2

午前中は物構研シンポのプログラムについての打ち合わせ。午後は人事関係の会議があった。

2010/05/22

豊田理研特定課題研究会

今日は気象研で「特定課題研究会」があった。これは豊田理研が萌芽的な研究領域について補助して行っているもので、昨年から「核形成の学理と応用」と言うタイトルで研究会を何度かやってきたのだそうだ。今回はこの研究会のメンバーのH本先生から声がかかって、初めて参加して話をしてきた。特定課題のコーディネーターであるI橋先生は山田研の時代にお会いしたことがあったのだが、他の人たちは初めて会う人ばかり。特に気象関係の人と話すのは初めてだったので、なかなか勉強になった。

2010/05/21

東海1号館完成記念バーベキュー

午前中はソフトマターグループのミーティングで、M村さんの研究計画を聞いた。午後は東海キャンパスの全体会議と、東海1号館完成記念バーベキュー。2日連続の仮眠室泊となった。

2010/05/20

D長会議、ロードマップ、セミナー

今日は朝から東海へ。午前中はJ-PARCのディビジョン長会議に出席した。

午後は中性子の中でロードマップに関する議論。夕方は構造物性センターと中性子・ミュオン合同セミナーで、KENSのY村さんによるリチウム電池材料の話を聞いた。

2010/05/19

グループリーダー会議

午前中は中性子のグループリーダー会議を主催。今年度の予算などについて議論した。

午後は昨日に続いて投稿準備。Y田君のアドバイスを受けつついろいろやってみた結果、何とかlatexは通るようになった。ただ、dvipdfmxでpdfファイルを作るときになぜかとても時間がかかる。使えない事はないのだが、これでは原稿を書き進めるのはなかなか難しい。

2010/05/18

投稿準備開始

inviteされている7月の国際会議ではプロシーディングス代わりに"Soft Matter"誌への論文投稿が求められている。その締め切りが6月末なので、そろそろ取りかからなければ間に合わなくなる。今朝、S包君からその論文用のデータを送ってきたので、今日から執筆準備を始めた。まずはtexのテンプレートをダウンロードしてそのままコンパイルしようとしたのだが、エラーが出てうまくいかない。エラーメッセージを頼りにネットで検索してみたのだが良く分からず、結局ほとんど何も進まないままに終わってしまった。

昼過ぎからはMLFコア会議にTV会議で出席。今回はNOPグループのTV会議システムを借りて僕の部屋に置いて使ってみたのだが、映りも音声も良くてなかなか快適だった。

2010/05/17

合同セミナー

午前中は物構研責任者会議。正午発の連絡バスで東海に行って、JAEAとの合同セミナーに出席してソフトマターグループの紹介をした。そしてその後の懇親会に出席して、連絡バスで帰ってきた。

ところで「合同セミナー」はKEK物構研とJAEAの量子ビーム部門、先端基礎研究センター、J-PARCセンターが一緒にサイエンスの議論をしようというもので、放射光からも多くの人が参加していたのだが、物構研中性子のメンバーがほとんどいなかった(来ていたのかも知れないが存在感がなかった)のが残念だった。今はビームタイム中なので忙しいのは分かるのだが、そう言う条件はJAEAも放射光も同じ。むしろ開催の場所は自分たちのオフィスのすぐ近くで、最も参加しやすい環境だったはずなのに、である。それでもほとんど来ないと言うところに、物構研中性子が抱える問題の深刻さを感じる。

2010/05/14

物理学会誌


午前中はMLF会議。昼過ぎにつくばに戻って、夕方は研究推進会議に出席した。

ところで昨年末に書いた原稿が物理学会誌に掲載された。今回は表紙にも取り上げられたのだが、これが良い宣伝になると良いのだが。

2010/05/13

午前東海午後つくば

午前中は東海でディビジョン長会議。夕方にはつくばで構造物性センターのGL会議。合間に文部科学省が募集している「『最先端研究基盤事業』に関する意見」を書いて送った。

2010/05/12

責任者会議とPFの会議

今日は出張帰りということで、午前中は溜まったメールの処理をしていた。午後はまずは物構研責任者会議。また夕方からはPFの会議に呼ばれて出席してきた。

2010/05/11

インド出張

土曜日からインドに出張してきた。行き先は2年前の初めてのインド行きと同様、コルカタのSINP(Saha Institute of Nuclear Physics)である。昨年度、SINPのDattaさんとの協力のためにある民間財団からの援助を受けていたのだが、インドから来る予定が次々とキャンセルとなり、やむなくこちらから行くことにしたのである。今回のメインはPDのS包君の3週間滞在なのだが、彼の行きに随行してついでにDattaさんと議論して来よう、と思って行ってきたわけだ。昨日は僕の話を中心にミニ研究会のようなものを開いてもらい、こちらの研究内容を聞いてもらうとともにSINPの方の話をいろいろ聞いてきた。そして昨日の夜半前の便でコルカタを発ち、シンガポール経由で戻ってきた。インドではネットに繋がらず、またその他にもいろいろとあったのだが無事に戻ってこれて良かった。

2010/05/07

中性子科学会評議員会

午前中はインド行きの準備。熱帯の国の一番暑い時期の出張なので、いつもは考えなくても良いようなものも含めて用意した。食料品などの他、蚊取り線香まで持って行くことにしたのだが、不要なら不要でそれも良かろう。

午後は中性子科学会の評議員会。終わった後にいつものように食事に誘われたのだが、明日のことを考えて断って帰った。

2010/05/06

外国人特別研究員申請

午前中はディビジョン長会議。午後はソフトマターグループのミーティングをして、つくばに戻る。今日は学振の「外国人特別研究員」のKEK内の締め切りなので連絡バスの中で候補者の論文を読んだりしていたのだが、夕方になってからようやくまとまった時間が取れたので一気に申請書をまとめた。

2010/04/30

SAS2012



今朝、小角散乱国際会議SAS2012の案内が来たのだが、そのロゴがこれ。会場がシドニーということでオペラハウスがモチーフなのだが、その縁に並んでいるオレンジ色の点は対数スケールで書いた小角散乱のデータだろう。なかなかイカシている。



因みに、4年前に京都でやったSAS2006のロゴも京都のシルエットを小角散乱データに見立てて作成したのだが、ちょっと負けたかも??

2010/04/28

午前つくば午後東海

午前中はCMRCのグループリーダー会議。午後はJ-PARCセンター会議とMLF全体会議。東海の2つの会議の合間にY田くんとS包くんと議論した。

2010/04/27

午前つくば午後東海

午前中は今年最初の所長懇談会があったので、中性子について報告をした。午後は東海で「MLFコア会議」と「MLF利用促進チーム会議」があった。

2010/04/26

午前つくば午後東海

午前中はつくばで物構研責任者会議。午後は東海で「偏極中性子散乱装置」に関する研究会があった。またその途中で東海1号館の実験室に関するK谷理事との話し合いがあった。

2010/04/23

会議議論面接ミーティング

午前中はMLF会議。この会議は副ディビジョン長が進行役をすることになっていて、今回は初めて僕が担当だった。最初に昨日のディビジョン長会議の報告をする必要があったものの、あとは他の人に任せるだけだったので思っていたよりは楽だった。

昼食はT仲さんと論文に関する議論をしながら食べる。その後、東海の物構研事務室に雇用する予定の人の面接に立ち会った。続いてBL16のT0チョッパーに関するミーティング。今日も怒濤のように予定がやってきて、それをこなしているうちに1日が終わった。

2010/04/22

半日東海

今日は雨だったので、連絡バスに乗って東海へ。午前中に行われたディビジョン長会議に出席し、弁当を食べてつくばに戻った。KEKでは構造物性センターの研究会が行われたのでちょっとだけ顔を出して、あとは自分の部屋で雑用。

2010/04/21

久々つくば

今日の午前中は中性子のグループリーダー会議。午後は「小林ホール」の完成記念式典。久々に東海には行かずつくばで1日過ごした。

2010/04/20

実験から会議へ

昨夜もKEK東海1号館の仮眠室に宿泊。シャワーを浴び朝食を食べてガイドに行き、S包君が食事に行っている間の留守番をする。その後東海1号館に戻っていろいろと仕事。午後はまずMLFの「利用促進チーム」のミーティングを行い、夕方には「MLFコア会議」があった。

2010/04/19

ごめん>アップル

先週、MacBook Airが修理から戻ってこない怒りをぶちまけたのだが、何とメーカーに行ってすぐに修理が完了して戻って来た(らしい。業者はつくばの方に持って行ったので)。結局悪かったのはピックアップサービスの連絡を忘れていた代理店で、アップル本社はすぐに修理したようだ。公費で購入したMacゆえ間に業者が挟まっていて良く分からなかったのだが、少なくともアップルからの「ピックアップ&デリバリーサービス」の連絡は途中経過も含めてすぐに送ってきていた。従ってアップルを名指しで非難するのは間違っていたのかも知れない。

今日はSANS-Uのビームタイムの続きで、午後はずっとガイドにいて測定を続けた。

2010/04/18

朝帰り

昨夜は東海1号館で仕事をした後にSANS-Uに行ってみたのだが、夜の3時半にスキャンが終わってその後カメラ長を変えたり温度を変えたり、と言う予定になっていた。S包君は自分でやると言っていたのだが今後のこともあるので、彼を宿舎に帰らせて僕が続きをすることにした。結局ロングスキャンをかけたのは早朝の5時。その後2時間ほど仮眠して、自宅に「朝帰り」した。

2010/04/17

SANS-Uの実験

今日も朝から東海へ。SANS-Uで実験しているS包君を助けに行ったつもりだったのだが,ちょうど入れ替わりになったようで到着したときには姿が見えなかった。そこで自分の部屋に行って仕事をして,昼頃に合流して実験の傍らで論文についての議論をする。その後再び部屋に戻って,T仲さんの論文原稿やS川君のレフリーコメントへの回答のチェックなどをした。

2010/04/16

SANS-U始まる

今日も朝から東海に行って「MLFコア会議」に出席した。この会議はMLFのディビジョン長を中心に情報交換をするというもので、毎週開催することになる。果たしてそれだけやる必要があるのか少々疑問ではあるのだが、まあ仕方あるまい。

昼からSANS-Uのビームタイムのため3号炉へ。引き継ぎには立ち会ったものの後はS包君に任せて、研究推進会議に出席するためつくばに戻った。

2010/04/15

ソフトマターグループミーティング

午前中はディビジョン長会議。午後はソフトマターグループのミーティングを行った。

ところでこのミーティングは、KENS内のソフトマターグループ内の情報交換が目的。メンバーの研究がどのように進行しているかを出し合って議論しよう、と言うことで今年度から始めたものだ。今回は明日から始まるSANS-Uのビームタイムで何をするか、と言うことについて、Y田君とS包君が話した内容に基づいて議論した。

2010/04/14

反射率計打ち合わせ

夕方からERATO資金による反射率計建設に関する打ち合わせを業者とともに行った。また昨日に引き続いて論文原稿のチェックをした。東海での仕事が終わった後つくばに戻り、CMRCの集まりに合流した。

2010/04/13

ひどいぞアップル!

今朝、アップルから「Apple ピックアップ&デリバリー修理サービスの依頼」と言うメールが来た。内容を見ると、MacBook Airを今から修理するぞ、と言うもの。確かにMacBook AirはHDDが壊れて修理に出しているのだが、しかし出したのは1ヶ月以上も前だ。理解できなかったので出入りの業者に転送して調べてもらったのだが、どうやらあっち(アップルストア?)が修理に出すのを忘れていたらしい。「年度末だったから云々」と言い訳していたらしいが、そんなの理由になるか!!こっちは使えない不便をずっと我慢してきたんだぞ。最近のアップルは昔に比べると客の対応もましになった、と思っていたのだが、全然そんなことはなかったわけだ。

今日は珍しく会議などの用事がなかったので、一日つくばのオフィスで共同研究者から届いていた原稿のチェックなどをした。とりあえず、締め切りの近い国際会議のアブストラクトを2本読んでコメントを送り、論文1本の直しを途中まで済ませたのだが、机の上には手付かずの論文がまだ2本ある。明日は会議なんかに出てる暇はないぞ〜〜〜っと。

2010/04/12

会議3連荘

午前中は物構研責任者会議。午後はまず物構研の運営会議があり、物性研のS山さんと打ち合わせした後CMRCのGL会議があった。会議続きで当然研究に関する仕事をする時間は無かったのだが、こういうときに限って共著者からの論文原稿が来る。今日は何と3本が別々に送ってきて、読むのが楽しみな反面「どうしようか」と悩まなければならなくなった

2010/04/09

MLF会議

今日も朝から東海へ行き、MLF会議に出席した。終わった後ちょっとだけ東海1号館で仕事をしてつくばに戻り、来週の物構研運営会議の準備をして機構会議の報告書や中性子科学会誌の原稿を作った。

2010/04/08

東海→東京

午前中はJ-PARCのディビジョン長会議。これを途中で退席していったんつくばに戻り、電車に乗って東京へ。中性子科学会の「大型施設共用委員会」に出席した。

2010/04/07

MLFディビジョン

午前中、つくばで少々仕事をして昼から東海へ。午後はまず、東北大のO山さんによる「偏極チョッパー計画」の説明を聞く。そして終了後にMLFディビジョンの長であるA井さんと副ディビジョン長のK藤さんと打ち合わせをした。それが終わった後に東海1号館に戻ったら奥羽大のO塚さんが来ていて、「ナノバブル水」の話を聞いた。

2010/04/06

中性子全体会議

今日は午後から中性子全体会議を行った。昨年はやらなかったのだが、今年から改めてやることにした。東海中心でつくばはTVで、という形だったのだが、東海の出席者が非常に多かったのが少々驚きだった。

午前中はまずは事務体制についての打ち合わせ。その後理研のT仲さんと千葉大のK畑さんが来て、実験結果について議論した。また、夕方は中性子全体で新人歓迎会をした。

2010/04/05

千葉大理学部生の見学会

今日は千葉大のS井さんの引率で、理学部物理学科の新入生50人程がKEKに見学に来た。入学式の前に行われるイベントなのにも関わらず、全員が参加しているそうだ。学生たちは昼前にKEKに到着して、午後から講義とKEKB及びPFの見学。KEKの宿舎に泊まって明日はJAXAに見学に行くらしい。僕は素核研のN田さんと半分ずつで講義を担当し、「中性子を用いた物質科学研究」と言うタイトルで話をしたのだが、残念ながら反応はイマイチ。内容的に難しかったのだろうか...

午前中は主にこの講義の準備。午後は締め切りを大幅に過ぎていたORNLのレフリーを片づけたり、京大のS川君の論文に対するレフリーコメントを読んで返事を書いたり、いくつかscientificな仕事ができた。

2010/04/01

J-PARCの1日

朝はまずJ-PARCセンターに行って、MLFの副ディビジョン長の辞令をもらう。そして10時からはディビジョン長会議、3時半からは連係検討WGに出席した。また、これらの間にY田くんと打ち合わせしたり、国際会議のアブストラクトを作成したりした。

2010/03/31

MLFシンポ終了

午前中はMLFシンポ最終日。講演を聞きながら、概算要求に向けての資料作りをした。また最後に「MLFへの要望」と言うセッションがあり、そこで司会をした。

終了後にすぐにつくばに戻って物構研責任者会議に出席。夕方久々につくばキャンパスの部屋に行ったら、いろいろな仕事が待っていた。

2010/03/30

MLFシンポ2日目

今日は朝から東海へ行く。MLFシンポの2日目に参加したのだが、ただ色々とやることがあってまた出たり入ったり。2つの国際会議のアブストラクトを書いて提出し、ORNLの課題審査を2つだけ済ませ、KS君と議論し、副所長室での打ち合わせをし、また事務室でたくさんの納品書にサインしたりした。

2010/03/29

MLFシンポジウム

今日から第1回のMLFシンポジウム。JAEAのS木さんと合同で「幹事」と言うことになっているので、開会前から前の方の席について真面目に参加した。ただ、いろいろな雑用のため途中で出たり入ったりになり、また5時から中性子科学会の会議があったため途中退席することになった。

2010/03/27

特定領域班会議

午前中、お茶大で行われている科研費特定領域の班会議に出席した。この会議は昨日から始まっていて本当は最初から出たかったのだが、予定が合わずやむを得ず半分だけの出席である。最後から2番目の講演者としてPRLの内容を中心に話したのだが、話す内容を考えつついろいろアレンジしていたらうまいまとめ方ができた。このロジックは、今KS君が書いている論文に生かせそうだ。

2010/03/26

HRC完成披露式典

今日は物構研と物性研が共同で建設した「高分解能チョッパー分光器HRC」の完成披露式典が行われた。この装置は物構研が計画していたものに物性研の計画をマージして作ったもの。お互いが目指していたものをミックスし、協力と協調でより良い装置を作ろうとしたものだ。今回の式典ではJ-PARCセンター長ら来賓と建設に携わった業者の方々を招いて、祝辞や現状報告、感謝状贈呈などが行われた。(因みに私は全体の司会を務めた。)

朝はつくばで所長を囲んで事務室の運営方針についての打ち合わせ。夕方は物性研のNさんの退職記念パーティーに出席し、Y尾さんに送ってもらって帰宅した。

2010/03/24

納品と検収

午前中は中性子GL会議。今日も議論すべきことが山ほどあって、予定よりも30分ほどオーバーした。

午後はまず、納品検収に関する説明会。不正防止のために「検収センター」を作って、公費で購入する品物は全てそこを経由することにするのだそうだ。普通に業者が納入する物品はそれで良いとしても、実際には宅配便のような形で入るものや現金で立て替え払いして買うものもあるわけで、果たしてそれで全てうまくいくのか。大変そうだ。

夕方はエポカルに行って、J-PARC/MLFの中の委員構成について打ち合わせした。

2010/03/23

物理学会最終日

今日の午前中はX線粒子線のセッションに行って、BL16について発表した。また途中で抜けて、ソフトマターのポスターセッションを聞きに行った。また、帰りの新幹線の中でKS君の原稿を修正した。

2010/03/22

物理学会年次大会

一昨日から物理学会の年次大会のため岡山大学に来ている。一昨日は移動でへとへとで動けなかったが、昨日からセッションに参加。昨日の午後は「アクティブマター」に関するシンポジウムを聞いて「構造物性インフォーマルミーティング」に参加した。また今日はタンパク質と溶媒和に関するシンポジウムを聞いた。

2010/03/19

物理学会の準備など

昼にSさんと面談したが、それ以外の時間は物理学会の準備などをした。

2010/03/18

ERL利用推進準備会

昼からPFで「ERL利用推進準備会」があったので、そこで「マイクロビームX線小角散乱の現状と将来像」と言うタイトルで発表した。内容は昨年のCMRC全体会議でK畑さんが話したものとほぼ同じだったのだが、結構盛り上がった。

午前中は物構研責任者会議。午後も30分だけの会議に出席し、あとの時間は共同研究者から届いた論文原稿のチェックなどした。

2010/03/17

MLF施設利用委員会

今日は昼から東海へ。午後からのMLF施設利用委員会に出席した。ほぼ同時刻につくばで研究推進会議もあったのだが、終了後に急いで戻っても間に合わないと判断して欠席した。

2010/03/16

体制特別検討委員会

今日はJ-PARCのIACやKEKの広報企画委員会等もあったのだが、そちらはお休みして自分の役割的に最重要だと思われた中性子科学会の「体制特別検討委員会」に出席した。JAEA東京本部の小さな会議室で、1時半から5時まで1回だけのトイレ休憩を挟んで3時間半みっちりと議論して、最後は全員へとへとだった。

2010/03/15

つくばでの1日

午前中はメールの整理をしつつ溜まった仕事をこなす。また拡大物性委員会のための報告書を作った。

午後は「中性子ミュオンCMRC合同セミナー」に出たのだが、途中で席を外して技術職員の発表会に行って、Sさんの現状と今後について考えた。続いてCMRCのGL会議に出て、今日のお仕事は終了。

2010/03/12

打ち合わせ

午前中は出張中に溜まっていた仕事をつくばでこなす。昼から東海に行き、九大のT原さんらと打ち合わせをした。

2010/03/11

帰国

今日は台北空港から成田に帰国。「日台」も4回目ということで、台湾の研究者とかなり仲良くなれた。

2010/03/09

「日台」2日目

今日は研究会の2日目。午前中はKS君の発表があり、更にS. H. ChenのPlenary Lectureのchairをやった。Chenはもう70歳以上なのだそうで見た目はよれよれなのだが、研究をばりばりやっているからか頭の中身は若々しく話も面白かった。

ところで今回のホテルには温泉が付いているのだが、これが水着着用でないと入れない。まさかそんな必要があるとは思っていなかったので何も持ってきていなかったのだが、せっかくなので1500円弱の海パンを買ってきて入ってみた。中は泡風呂やサウナなどがあって日本の温泉と似たようなものなのだが、男女が分かれていないため水着着用になっているらしい。台湾の風物はちょっと前の日本を思わせるような感じで雰囲気は良く似ているのだが、温泉だけは欧米流だと言うのはなかなか面白い。

2010/03/08

第4回日台中性子

今日から"4th Taiwan-Japan Workshop on Neutron & X-ray Scattering"が始まった。会場となったのは宜蘭市の晶英酒店(Silks Place Yiran)だったのだが、このホテルが立派。できたばかりなのだそうで、色々なところが素晴らしく綺麗だ。また食事が3食とも非常においしく、居るだけで満ち足りた気分になる。その上、今回は台湾側からの参加者が中性子だけでなく放射光からも来ていたからか、全体で80人もの参加者があった上に話も全体的に面白い。今日のdutyはポスター発表だけだったので、リラックスした気分で参加できた。

2010/03/07

台湾へ

今日から台湾での国際会議。朝9時半頃の便で行くことになっているので、6時つくばセンター発のバスで成田へ行った。成田ではKEKのY田さんと物性研のE藤さんと一緒になり、台北桃園空港で他の大多数の日本人と合流。現地組織委員会の人に連れられて、大型バスで宜蘭に移動した。今日はレジストレーションだけでおしまいだったので、夕食までの間に宜蘭市内を大きく回るルートで1時間ほどジョギングした。

2010/03/05

MLF会議

今日もKEKバスで東海へ。東海キャンパスの事務室の引っ越しに顔を出した後、MLF会議に出席した。

昼食後につくばに戻り、雑用を済ませる。またKS君の発表練習をした。

2010/03/04

引っ越し完了

今朝はKEKバスで東海へ。いばらき量子ビームセンターから東海1号館への引っ越しに立ち会いつつ新しいオフィスの荷物を片づけた。これで一応自分の環境は整ったものの、人気のない建物は寒々として居心地が悪いものだ。と言うことで3時過ぎのバスでつくばに戻り、少々雑用をこなした。

2010/03/03

東海1号館

今日は昨日搬出した荷物を東海1号館に搬入する作業があった。搬入開始の9時に現地にいたスタッフは僕とS谷さんだけ。家具の配置も何も分からないのに大丈夫かと心配になったのだが、副所長室は秘書さんたちが決めてくれたので何とかなった。因みに僕の部屋はつくばから持ってきたキャビネットが壁1面を占めることになったのだが、それ以外に置いてある家具は机が一つだけ。段ボール箱に収めてある本と書類は全てキャビネットに納まる予定なので、非常に広々とした空間が残った。

段ボールから荷物を出す作業をしていたら疲れたので、4時前に東海を出てつくばに向かった。ところが東海スマートICから入ろうとしたら、常磐道が事故で通行止め。止むなく那珂ICに回ったのだが、案の定渋滞がひどく普段の倍ぐらい時間がかかってしまった。

2010/03/02

引っ越し本番

今日はいよいよ引っ越し本番。出勤したら、既につくばの別の部屋に移動する机と荷物の多くが無くなっていて、更に本棚も解体されて臨戦態勢となっていた。そして9時の時報とともに引っ越し業者が僕の部屋にやってきて、東海行きの荷物の運び出し。同時につくばに残す荷物を別の部屋に移動して、昼前には今まで住んでいた部屋は空っぽになった。その後つくばの新しい部屋の整理をして、今日の肉体労働はほぼ終了。KS君の論文の直しとNS君の論文のチェックをした。

2010/03/01

MacBook Air

前から調子が悪かったMacBook Airだが、今朝とうとうご臨終となった。おかしいな、と思ったのは1月の末で、何だかレスポンスが遅くなったので再起動したところ立ち上がらず。外部ドライブを使って立ち上げて修復ツールを使っても復活しなかったため、フォーマットして再インストールして使っていたのである。今日、またもやレスポンスが異様に遅くなったので改めて外部ドライブから立ち上げてみたら、同じような症状を示した。これはハードディスクの不良だと言うことは間違いないので、潔く修理に出すことにした。これまで長年Macを使ってきて、HDDが不調になったことは何度もあった。その場合はサードパーティーのHDDを買って入れ替えて済ませていたのだが、さすがにMacBook Airを自力で分解して、と言う気にはならない。本当はこの機会にもっと容量の大きなものに入れ替えたいところなのだが、修理でそのような対応はできないらしい。残念。

午前中は引っ越しに向けての部屋の片づけ。また先週来ていたインド人の実験を見に行って、打ち合わせをした。午後からJAEA東京事務所へ行って、中性子実験装置部会に出席した。

2010/02/26

続・荷造り

今日は本格的な荷造り。J-PARCで業務委託をお願いしているNATの人たちが手伝いに来てくれたおかげで、1時間もかからずに終わってしまった。

午後はメーラの整理をしつつ、返事をしていなかったメールを出したり教育研究評議会などへの報告書を作成したり。夕方一段落したのでKS君の論文原稿の修正をし始めたのだが、修正点が沢山あって途中でタイムアップとなった。

2010/02/25

NIACと運営調整会議と中性子SAC

今日は朝から東海に行って、NIAC-1を聞きに行った。このNIAC-1と言うのはJ-PARCの中性子施設の進行状況について、有識者からアドバイスを受けると言うもの。外国人を含めて10人弱の委員を相手に、関係者が交代で説明した。

午後はMLFの運営に関するKEKとJAEA両者による調整の会議。その後物構研所長を囲んで、中性子SACのあり方について議論した。そして最後にNIAC-1の宴会に出てつくばに戻る。

2010/02/24

荷造り

今日は来週の引っ越しに備えて荷造りを開始した。2007年は耐震改修、2008年はKEK赴任、2009年は主幹部屋行き。考えてみるとここ4年ほど、毎年引っ越ししていることになる。

午後は総研大教授会。そのあとKS君と論文の内容について議論した。

2010/02/23

「つくソフ」2日目

今日は「つくばソフトマター2010」の2日目。昨日とは違ってクルマで行ったのだが、入構の手続きをする人で一杯だった。午前の1人目は僕の発表だったのだが、ネタもなかったのでH田君のD論の内容を話した。秋にコロイド界面で話した内容とほぼ同じだったのだが、やっぱり本人の前で話すというのはやりにくいもので、質問の時には半分ぐらい答えてもらった。

研究会は5時ごろ終わり、終了後にO田さんとM山さんをつくば駅まで送ってそのままKEKへ。途中から責任者会議に出席した。

2010/02/22

つくばソフトマター2010

今日から「つくばソフトマター」研究会。昨年に続いて2度目である。今回はF田さんが世話人で、産総研で行われた。産総研は初めて中に入ったのだが、広い上に建物が沢山あっていかにも「金があります」と言う感じだった。

もともとこの研究会は友人同士の飲み会から始まったのだが、今回は知らない人も沢山来ていて総勢50人ぐらい。みんなで「このまま飲み会に戻す、って言うわけにも行かないよな」と話し合って、来年はS山さんに物性研主催で開いてもらうことにした。

2010/02/21

IPリーダー

午前中は家族と買い物に行き、昼前にPFへ。ちょうどカメラ長の変更が済んでビームストッパーを合わせようとするところだったのだが、IPリーダーが2台とも壊れていると聞いて焦った。これはいよいよ「秘蔵のポラロイドフィルム」を使わなければならないか、と思ってカメラの掃除をしていたのだが、たまたま?古いほうのIPリーダーが復活していて事無きを得た。ただ、これもいつまた壊れるか分からないし、次の時までには新しいのを買っておいて欲しいものだ。

2010/02/20

SAXS

今日からBL-15Aでのビームタイム。今回はM山さんとT仲さんが課題責任者で、その他のメンバーも含めて総勢7人。学生は不在で全員が学位を持っていると言う豪華メンバーでの実験である。僕は歯医者の予約があったため途中で抜けたのだが、戻ったときには調整も全部済んでいて感心した。

2010/02/19

運営会議とヒアリング

午前中は加速器・共通施設の運営会議。人事案件が沢山あって長引き12時半になっても終わらなかったので、途中退席して東海へ。F坂さんのS型課題のヒアリングに参加した。その後F坂さんを東海駅に送り、久々にBL-16へ。キャビンのプレハブが既に組み上がっていて、ずいぶん印象が変わっていた。

2010/02/18

雪の朝

今朝のつくばは一面の雪。ここに来てから2度目の冬なのだが、ここまで降ったのは初めてだ。道路は凍結するというほどでは無かったのだが、それでも東大通りで追突事故があったらしくパトカーが車線をふさいでいた。

午前中はKEKで仕事をしたあと物性研へ。共同で建設中のBL12の記念式典に向けての打ち合わせをした。その後つくばに戻り、主幹としての仕事をする。午後のつくばは完全に雪が溶けていて、降ったことを忘れるほどだった。

2010/02/17

GL会議と研究推進会議

午前中は月1回の中性子GL会議。色々と話すことがあって予定の12時には終わらなかった。また夕方は機構全体の研究推進会議があった。

2010/02/16

New iMac

今日は珍しく何も予定が入っていない日だったので、外国人PD希望者のproposalを読む等のデスクワークをした。またその脇で、新しく購入したiMacのセットアップを行った。このiMacは現行機種の最高峰の27インチで、Core i7のQUAD COREを積んでいるもの。3月から入居する東海キャンパスのオフィスのメインマシンとして、科研費の残額をつぎ込んで購入したのである。これまでメインに使っていたPowerMac G5とはプロセッサもOSのバージョンも違うので、移行してもすぐにはうまく働かないかと思えばさにあらず。多くのソフトは外付けハードディスク経由でコピーしただけで(正確に言うと、CarbonCopy Clonerで外付けにPowerMacのクローンを作り、それを移行ツールでiMacでコピー)動いた。ただ、TeXだけはやや苦心。Texshopの環境は何とか使えるようになったものの、LaTeXiTはうまくいかなかった。ついでにこのところ不調のMacBook Airも何度目かの再インストール。一時はディスクユーティリティーからも見えなくなったHDDもなぜか復活し、ほぼ元通りになった。

2010/02/15

中性子とミュオン

今日の午前中は中性子・ミュオン合同の全体会議があった。つくばと東海を結ぶテレビ会議だったのだが、ミュオンの人々は結構たくさん出席していたのに対して中性子は非常に少なかった。午後はCMRCと合同開催の「中性子・ミュオンセミナー」。講師がミュオンのK嶋さんだったと言うこともあったのか、こちらも中性子からの参加者が少なかった。ミュオンの団結力の高さに比べて中性子はバラバラだな、と思っていたら、直後にK合さんからそれを指摘するメールがあった。僕も何とかならないか、とは思っていたのだが、しかし全体を集める会議を開けば解決する、と言うものでも無いような気がする。さて、どうしたものか。

2010/02/12

東海とんぼ返り

午前中はつくばで「日台中性子」のアブストラクト書き等デスクワーク。昼前に東海に向かったのだが、途中から高速道路の道端に雪が積もっているのが見られ、東海では車の上などに結構分厚く雪が積もっていて驚いた。

東海では引っ越しに関わる物品購入に関して打ち合わせをして、終了後にすぐにつくばにとんぼ返り。所長室で「共用法」に関する打ち合わせをした。

2010/02/09

東北大研究会

昨日と今日は東北大の研究会で仙台に行った。金研のO山さんの主催で、中性子散乱を使って物質科学をどのように進めるかというテーマで磁性体の話や水素吸蔵合金、金属ガラス等色々な物質の話を聞いた。

2010/02/07

マイクロビーム

一昨日始まったBL-4Aでのマイクロビーム実験は今朝9時に終了。今回は人数が少なくて大変そうだ、と言っていたのだが、逆に時間的な余裕があって楽だったと言う面もあったようだ。

2010/02/05

PF BL4A

今日からK畑グループのBL-4Aでのビームタイム。マイクロビームSAXSの実験なのだが、頼りのS原さんが来れないということで初めての自分たちだけでの実験となった。最初に装置責任者のI田さんに来てもらってスタートし、その後も少々不安なところもあったのだが何とか実験できた。

午前中はMLF会議、午後は総研大の会議のため途中で抜けて出席。また合間にPFのO野さん、K田さんと磁性体のSANSについて議論した。

2010/02/04

総研大の会議

今日の会議は1本で、総研大の入試判定会議があった。面接などやるのかと思ったらさにあらずで、割と短時間で終わって良かった。おかげで自由に仕事のできる時間を作ることができて、ようやく先週から懸案の物理学会誌原稿の修正ができた。

2010/02/03

タンパク質

今日の夕方は、物構研の構造生物研究センターのスタッフと一緒に今後の研究に関する打ち合わせをした。きっかけは構造物性研究センターの会議で研究計画について話し合ったところから。ソフトマターのマルチプローブを使った研究計画の一環として、膜タンパクについて中性子反射率計とX線小角散乱で調べるというアイディアについて、具体化の方策について話し合った。W槻さんが「ユビキチン」をやりたいと思っている、ということは前から聞いていたのだが、それをいきなりやるのは難しいしリスクも高いだろうということで、テストを兼ねてモデル膜に対するタンパク質の吸着をやってみようということになった。生体機能、という点では特に面白いことは無いのだが、物理的には意味のある仕事になる可能性もある。京大のS川君の研究にも繋がりそうで、面白いことになるかも知れない。

午前中はPF-PACの全体会議。午後は物構研責任者会議。今日も会議で埋め尽くされた日だった。

2010/02/02

PF-PAC

今日は午後からPFの実験審査委員会。「生命科学II」の分科会の担当者として、申請された課題の採点結果についての検討を行った。

2010/02/01

技師人事委員会

午後は技師の人事委員会。物構研内の応募者の面接をして、昇任する人を決めた。

2010/01/30

BL16

今日は朝から東海へ。デイリーミーティングの時間にちょっと遅れたら、もう終わっていて残念。

午後からビームが出たのでBL16へ行く。九大のグループが実験しているのだが、特に問題なく進んでいるようで安心した。

2010/01/29

物性研中性子運営委員会

今日は朝から東海に行って、来年度から採用される技術職員と初めて会って色々と話をした。またBL16に顔を出し、物構研事務室に行って打ち合わせをした。

午後から東大柏キャンパスへ行って、物性研中性子施設の運営委員会に出席した。IRT課題について厳しい議論があって時間が予定より超過したが、全体的には実のある会議だった。

2010/01/28

運営会議とヒアリング

午前中、J-PARCへ行って反射率計の様子を見てこようと思ったのだが、研究協力課や契約係と緊急に打ち合わせなければならないことが出て断念した。

午後は物構研運営会議。人事案件の協議が3件あり、また報告もしなければならなかった。夕方からは来年度実行予算に関する機構長ヒアリングがあった。

2010/01/27

学術会議のシンポジウム

今日は学術会議が主催の「物性物理学・一般物理学分野の大型計画に関するシンポジウム」に出席した。このシンポジウムは物性物理関係の大型計画に関する情報交換が目的。プラズマ、レーザー、スパコン、中性子、ミュオン、放射光、強磁場のそれぞれの代表が30分ずつの持ち時間で、現状について報告し議論した。出席者は100人前後で議論も活発だったのだが、放射光や中性子の施設の人が多くそれぞれの立場からの意見を述べた、と言う感じ。各施設の言いたいことは分かったもののそれ以外の立場の人の意見はあまり出てこなかったし、またそれらの人々へのアピールになったかと言うと疑問が残る。ただ、学術会議の物性物理の分野の人たちがこういう大型計画に関心を持っていること、またこれを元に政策に対して意見表明をして行くことは非常に重要なのだろう。

2010/01/26

中性子構造生物研究会

午前中は構造物性センターのグループリーダー会議。今日は僕が「マルチプローブプロジェクト」の計画を提案しなければならなかったので、昨日の会議中に準備した案を提示した。どちらかと言えば「思いつき」のレベルだったのだが、議論はまとまったものとなった。

午後から東海に移動して、茨城大のN村さんが主催の中性子構造生物研究会に出席した。

2010/01/25

加速器人事委員会

午前中は物構研責任者会議。前もって予算に関するヒアリングのための資料を提出しておかなければならなかったのだが、金曜日は中性子PACで疲れ果て、土日は完全にオフにしたため今日の朝の1時間で仕上げなければならなかったので大変だった。

午後は加速器の人事委員会。3つの公募をいっぺんに審査したため、トータルで6時間近く拘束された。

2010/01/22

第30回中性子PAC

今日は朝の9時から中性子実験審査委員会。KEK中性子のS型課題を審査するのが目的で、今回は新規課題と継続課題を合わせて10審査した。それぞれ15分プレゼン、15分質疑応答と言うことで理論的には5時間で終わるはずだったのだが、思った通り?どんどん伸びて、6時半にようやく終わった。疲れた...

2010/01/21

東海での1日

今日は朝から東海に行って、まずは引っ越しのための会議をした。そして中性子利用セクションのデイリーミーティングに出席し、続いてBL16での立ち上げの手伝い。午後からは少しデスクワークして、MLF会議に出席した。

2010/01/20

第3回連携研究会

今日は午後から筑波大との連携研究会があった。筑波大のM友さんを中心に半年前から連携を模索してきて、今回がその3回目。参加者が少なかったのは残念だが、今後の展開を考える上で重要な議論ができた。

午前中は素核研を交えた予算の打ち合わせ。その前に筑波大との研究会に向けての準備などを行った。

2010/01/19

反射率計研究会

今日は午後3時から「J-PARC水平型中性子反射率計研究会」を開催した。この研究会はJ-PARCにおける中性子反射率計の進行状況と成果、そして来年度の方針を議論するためのもの。S型課題の代表者であるT原先生ら反射率計に関わる重要な人たちが集まって様々な方向から発表した。僕は最初に10分間だけJ-PARCの現状について話して終わり、のつもりだったのだが、Y田くんが突然急病(インフルエンザ?)に罹ったため代理で反射率計の現状についても発表することとなった。

午前中から昼食を挟んで(食べながら)中性子GL会議。反射率計研究会の後には加速器のY岡さんを囲んだ打ち合わせ。今日は結局休みなしに8時間ぶっ続けで会議をこなしたことになる。

2010/01/18

文部科学共済

午前中はNML全体会議。東海移転について話し合ったのは必要なことだったと思うが、全体的にはたいした内容ではなかった。また、PFの課題審査の仕事や明日の会議と研究会の準備、物理学会誌の原稿の後始末などいくつか重要な仕事をこなした。

ところで今日は文部科学共済の臨時積み立ての締め切り日だった。共済組合側で今日中に振り込みが確認できれば良い、と言うことだったので何とか間に合うかと思ったのだが、郵便局からの振り込みだと相手に届くまで数日かかる、とのこと。では銀行のダイレクトバンキング利用で送金すれば良いかと思ったら、規則でダメなことになっているらしい。銀行の窓口まで行って振り込み票を使って送金すれば良いらしいが、勤務時間中に行けるはずも無し。と言うことで、残念ながら断念せざるをえなかった。役所の外郭団体というものは役所以上に融通が利かないもの、と相場が決まっているものだが、今日は文部科学共済の融通のきかなさを確認することとなった。

2010/01/15

責任者会議

午前中は出張からの移動。午後からオフィスに出て雑用をこなす。そして6時からの物構研責任者会議に出席した。

2010/01/14

第10回日韓中性子散乱研究会

今日から東北大片平キャンパスで「第12回日韓中性子散乱研究会」(日本開催の時は"Korea-Japan"にする、と言う取り決めがあるので「韓日」が正式)が行われた。世話人のK村さんからは「参加者が少ない」と聞いていたので心配していたのだが、最終的には100人以上が集まった、とのこと。韓国の研究者も10人以上来日して、盛大な会となった。僕は今回は発表はなくBuisiness Meeting出席と座長がduty。話を聞きながら、KEKの仕事を内職していた。またS. M. Choiと久々に会ったので、去年出版されたPRLの別刷りを渡して説明した。

2010/01/13

会議×3

午前中はまず構造物性センターのグループリーダー会議。続いて物構研所長と素核研所長を交えて、J-PARCの来年度の実行予算についての話し合いがあった。午後は人事委員会で、終了後にすぐに明日のワークショップ参加のために仙台に向かった。

2010/01/12

KUR共同利用委員会

今日は朝5時過ぎに家を出て、京大原子炉実験所の共同利用委員会に出席した。行きはたまたま関空からの電車が遅れ、熊取駅からのバスに乗れず歩く。帰りは予定より早く終わったので、関空でANA便からJAL便に変更して9時半頃帰宅した。昨日は株がストップ安になった、と言うJAL。僕はすごく久々に乗ったのだが、飛行機の設備が古いとか新聞のサービスが無くなっているとか、経営の苦しさがちょっとだけ感じられた。

2010/01/08

東海→つくば

午前中は東海村でMLF会議。12時過ぎまで参加したのだが時間的にぎりぎりになったので途中退席し、コンビニで買ったパンをかじりながらつくばキャンパスへ。共通基盤施設の人事委員会にぎりぎり間に合った。

2010/01/07

課題審査

今日は久々にまとまった時間がとれたので、3号炉関係の課題審査を済ませた。また素核研のY内さんから依頼の資料を作成して送った。

2010/01/06

初東海

午前中は今年初めて東海へ。NTAC7での指摘対応の会議に出席した。その後、Y田君とKS君といろいろと打ち合わせして、夕方につくばに戻っていくつか雑用をこなす。

2010/01/05

人事委員会

午後はまず人事委員会。夕方は企業の研究者が来て、J-PARCの反射率計の実験計画についての相談をした。その他の時間は予算についての資料作りをしたり、物理学会誌の原稿を直したりのデスクワーク。

2010/01/04

仕事始め

今日は新年の仕事始め。早速午後から来年度の実行予算に向けての所長との相談があったので、午前中はそれに向けての資料整理などをした。また11時から機構長の新年挨拶があった。

夕方はKS君のD3発表会のアブストラクト原稿を修正したのだが、他のことをやっているうちに彼に送るのを忘れていた。明日の朝イチで送らなければ。