2009/12/10

スクラッチシールド

中性子科学会年会の2日目。今日はソフトマターに関係するセッションがあり、先日のPRLの結果を中心に講演した。

ところでE藤さんがスライドリングゲルの実験の話をしたのだが、その中でこのゲルがついに実用化された、と言う話を聞いた。スライドリングゲルは水を90%以上含んでいるにも関わらず、ゴムのように伸びるだけでなく刃を立てても簡単に切れない、と言う特徴があるのだが、それが「スクラッチシールド」として商品化されたのだそうだ。キズを付けても自動的に修復する力を持っていると言うことで、車のコーティングだけでなく携帯電話にも使われるようになったとのこと。スライドリングゲルは発明された頃から聞いていてベンチャーを立ち上げるときの苦労等も耳にしていたので、僕もこれを聞いて嬉しかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿