2011/04/13

節電と余震と

今日は昼から機構の大震災対策本部会議。夕方はCMRCのプロジェクトリーダー会議があった。またその後、S包くんと論文に関する打ち合わせをした。

ところで震災以来、職場はずっと節電モードでやっている。大量の電気を使う加速器の運転をするウチの研究所は東電にとっての「大口ユーザ」なのだが、とにかく電気が足りない時である。この1ヶ月、研究所内では電灯も暖房も使わず実験装置も使わず、とにかく最小限の電力でやって来た。しかしながら電力が無ければ装置が壊れているかどうかのチェックもできないため、徐々に使用電力量の緩和が予定されているとのこと。今月末からはいよいよ加速器にも火を入れて行き、順調に行けば夏前にもビームを出して調整を行って、秋にはユーザを受け入れる可能性もあるらしい。ただ全国的な電力事情がどうなるかによっては、使用を遠慮する事態にもなるはず。一般の生活に迷惑をかけてまで加速器を運転するわけにもいかないので、なかなか困ったことである。

そして、それ以上に気になるのは余震である。4/7に宮城県沖でM7.4があったのに続いて一昨日は福島県浜通りのM7.1と茨城県北部のM5.9、そして昨日は千葉県沖と福島県浜通りのM6.3。これで終わりかと思えばさにあらずで、今朝も福島県でM5.8の地震があった。これだけ強い地震が続くとせっかく復旧させてもまた元の木阿弥、と言う感じにもなり兼ねず、むしろこれ以上被害を拡大しないようにも考えなければならない。復旧の予算が付くかどうかも良く分からないし、全く困ったものだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿